夜の廃校で見つけた一冊の日誌。その設定だけで、もうページをめくる手が止まりませんでした。
少女たちの相談が、ひとつひとつ自分の心にずしん、と重くのしかかってくるようで。
彼女たちの話は、どれも奇妙で、そしてすごく切ないんです。
これは、ただの怖い話じゃないんですね。
記憶のない「先生」と一緒に「どうして?」って考えていくうちに、だんだん物語から抜け出せなくなっていました。
そして、最後に全部が繋がった時……。
あぁ、そうだったのかって。タイトルを見返して、思わず鳥肌が立ちました。
読み終わった今も、あの相談室のひんやりした空気が、まだ体に残ってるみたいです。