第4話 どんなことにも「感謝」する
「ありがとう」、スピリチュアルでもこの世でも、とにかくこの言葉に尽きます。
世の中には、効果があると言われている呪文や真言、アファメーションや言霊が数多ありますが、「ありがとう」ほど効果のある文言はないと、ぼくは思っています。
ぼくの想像でしかありませんが、「ありがとう」と言われて嫌な気分になる人はいないのではないでしょうか。
「ありがとう」と言う側は、何かしてもらったり、助けてもらったりしているわけですから、言うのは当然ですし、そこには多かれ少なかれ、感謝の気持ちが含まれています。
そして言われる側も、自分の存在を認めてもらっているという安心感や、自分が何かしてあげられたり、助けることができるという自信を生みだす力にもなります。言われる側の場合、その人の受け取りかたにもよりますけどね。
言う側、言われる側、双方がウィンウィンの関係性を築けることで、信頼感も強まります。これが人間関係の基礎にもなっています。
個人の人生、社会の関係性に関わらず、「ありがとう」という言葉は、すべての間をつなぐ蝶番のような役割を担っています。
最近は、相手に迷惑をかけたとか手をわずらわさせてしまった、という心境からなのか、「ありがとう」より先に「すみません」という言葉をよく耳にします。
この言葉が出てしまう理由はぼくも理解しているつもりですが、謝罪である「すみません」では蝶番になりません。
あくまでもぼくの感覚的なお話ですが、「すみません」という言葉を聞いても、対人的な距離感が縮まるような気もしませんし、自分を認めてくれているというような感覚にはなりません。どちらかというと、その場しのぎ的な感じや、距離を取りたいと考えているように感じます。他人事のように話を済ませているような気がします。
「ありがとう」と「すみません」、あなたはどちらに感謝を感じますか。
「ありがとう」という言葉をつねに意識して言うようにすると、いつかはクセになり、実際には感謝の気持ちがなくても口をついて出てしまうようになります。
それでもいいと思っています。なぜなら「ありがとう」という言葉自体が呪文のようなもので、めぐりめぐっていつか自分返ってきます。それも「引き寄せの法則」です。
「自分のしたことはいつか、自分に返ってくる」と、昔から言われています。それは事実であると、ぼくには確信があります。
「ありがとう」は有り難いという言葉が元になっています。起こりそうもないことが起こったから「ありがとう」なんです。
つまり、人生で起こる、うれしいことすべてが奇跡だということなんです。
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