道交ひの道とぞ思ふ彼岸花安達太良眞弓弦切らざれど

道交ひの道とぞ思ふ彼岸花安達太良あだたら眞弓まゆみつる切らざれど



道交ひみちかい」は、出会いと別れ、あるいはすれ違いを象徴する語。また、彼岸花も「生と死」「別離」をイメージさせる花ですね。

この場合、取り返しのつかない別離の暗示を暗喩させています。


また、「安達太良眞弓」は、古来安達地方が「まゆみ」(弓の材料となります)の産地だったことから、縁語の弦を持ってきました。


つまり――


「(あなたと私は)もう違う道を歩んでしまっているのです。完全に縁が切れてしまったわけではないにせよ――」


そんな意味あいでしょうか。


☆本家

https://kakuyomu.jp/works/16818622175424657781/episodes/16818622175424774099

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る