素僕
凜鷹
素僕
素朴な人間でありたいと思う。
そうもいかない時もあると言い訳をして、これは素朴ではないと自己否定をする。
物事は一巡し振り出しへ。
多くの物事には殆どの場合、「成功」が求められる。
数字を取れとか、金を稼げとか、物によって様々だが、資本主義的には必ず成功は存在する。これ自体に問題はないのだが、私が問題だと思うのは、この資本主義的成功が全てであるという考え方である。もっとわかりやすく言うなれば、「金が全て」という考え方だ。悲しいことに多くの物は金で買えてしまう。ひと昔前は人間を合法的に買えたのだから、寧ろ金で買えないものがあるのかというぐらいにまでは金は世の中に浸透した。
これだけ見れば今世では金が全てであるように見受けられるが、実際には違いのではないかとも思える。そもそもとて金に価値があるのは高確率で市場価値が担保され、尚且つ高確率で使用可能であるからである(ここでの金は貨幣を指す)。
では、前述した二つの条件を満たせば他のものでも代用は可能になるのであろうか?
予測ではあるが代用は可能であると私は考える。
何故ならば労働の対価として今は、紙切れが配られているのにストライキは起きないからだ。紙切れで良いのであれば他でもよかろう、というのが私の主張である。
さぁ、果たしてこれは素朴なのだろうか?
素僕 凜鷹 @ritoca
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。素僕の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます