消えゆく言葉 「恩送り」

おんおくり。


用法:あなたが私を助けてくれたように、

   今度は私が誰かを助けて、あなたに

   もらった恩を繋いでいきます。



誰かから受けた恩を別の誰かに送ってゆくことで、一つのやさしさが次へ次へとつながってゆく。


でも、

「受けた恩は自分だけのもの」という世の中では、その恩はひとりの得として留まり、次に送られずに消えてしまう。


そんな中にいても、

もらった恩に報いるにはどうすればいいのか、

と悩むのは、あなたが恩を次に送ろうとしている証拠。


そんなあなたの気持ちが未来につながるように、この言葉が消えないことを願う。

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