あら珍しい、ほんとにSFじゃないですか

火星植民地にて。人々は毎日エクササイズをして、「身体を健全に育成」し、植民地環境の改善に励んでいる。……が、コロニーの配給食から、とあるモノが検出されて?

宇宙進出・理系的思考・社会批判など、SFの要素をどっしりと詰めた2万字の短編。
非常に独特な語り口で、ある種カクカクと、壮大なドラマが簡潔に進行します。長いですが、意外にスッと読める。頭のいいSF好き読者とかに刺さりそう?

私はこの作品は面白いと思います。こういう傾向の作品、カクヨムでもっと見てみたい。