第34話 車内監禁は罪ですか? いいえ合法ですよ汐崎君。

《七宮プライベートプールに着く5時間前》


「皆様~! こちらのバスへお乗り下さい~! 七宮プライベートプールはこちらのバスから出発します~! 入らない方がいましたら強制的にに乗車して頂く事になります」


「「押し掛けビッチギャルの葵様。どうか抵抗しないでお入りバスの中へとお入り下さい」」


「ちょっと待ちなさい。色々と可笑しいのよ。何で光と雪乃ゆきのだけ2人っきりでリムジンで移動するのよ。ムッツリ雪乃が光の事を絶対に襲うじゃない」


「……離して下さい。私もリムジンの中で光君と叡智な学校のお勉強をしたいんです」


「「何を言っているのか良く分かりませんが。早くバスの中へとお入り下さい。ムッツリ娘様方」」


 七宮さん専属の西蓮寺さんが誘導棒を振りながら彩葉達をバスの中へと誘導していく。


 葵と有栖川は双子姉妹メイド達に羽交い締め縄で身動きが取れない様に縛られバスの中へと連行されて行く。


「えっと……俺だけリムジンに乗って移動とか言ってるけど。本当に良いのか? こんな広くて快適な車内で移動させてもらってさ?」


「はい。これも作戦の1つなので問題ありません。さぁ、私と汐崎君が車内に乗り込めばプールに移動します。急いで乗り込みましょう」


「あ、ああ。分かった。七宮さん」


「光ーっ! 待ちなさいっ! これは雪乃の巧妙こうみょう孔明こうめいみたいなイヤらしい罠よ。逃げなさいっ! 抜け出せなくなるわ。」

「光君。私も一緒に車内に連れていって……それで車内でカーセッ……ンムムッ?!」


「お止めください。御客さ……ギャルビッチ。何ですか? この美乳でエッチな得体は? 私達姉妹の貧相な身体に真っ向から喧嘩を売っているんですか? 無駄に胸ばかりに栄養が行って織姫って名前だけに。貴女を拒絶しますよ。ギャルビッチ。その得体で毎夜毎夜。あんな五條に似た良い人と夜の一つ夏の思い出を作りをして最終的にボダオチエンドでハッビーエンドですか? 私達姉妹は夏休みを返上して雪乃様へのご奉仕ですのに良い身分ですね。エロギャルビッチ様」

「ちょっとっ! 服の中に手を突っ込まないでよ。胸を揉むんじゃないわよっ! れい


 葵と専属メイド姉の麗さんがイチャイチャし始めた。そういえばあの2人って友達同士だったんだよな。それにしても葵の奴そっち系に目覚めたのか? 俺ちょっと悲しいよ。


「ぷはー、離して下さい。私も光君と同じ車でカーセッ……ムググっ!!」

「それ以上は言わせませんよ。御客様。無敵のアイドルと称される御方が言って良い単語では御座いませんので」


 専属メイド妹の芽愛めいさんが激しく抵抗する国民的アイドルの口に猿轡さるぐつわめて嬉しそうにしていた。


「……何やってんだアイツ等? こんな炎天下に」


「きっと夜に行うエッ……肝試しの練習ですよ。それよりも早くリムジンに乗り込んでカーセッ……いいえ。プールへと向かいましょう。汐崎君」


 ……七宮さんも今、とんでもない単語を言いそうになってなかったか?


「あぁ、了解了解……」


 そして、この時の俺はなんの警戒心も持たずに車内へと入って行ってしまった。


「お馬鹿。光~! 逃げなさいっ! この中で一番厄介なのは雪……んんっ?!」

「光君……カーセッ……ンムム?!」


「「黙っていて下さい。御客様方。車内では何も起きませんのでご安心下さいませ……((多分ですが))」」


《リムジン 車内》


「………七宮さん。何で車内にベッドが完備されているんだ? それにあれって確か……」


 よくエッチな動画で出で来るラ◯ホのベッドの枕元に設置されているゴムだよな?……何でご令嬢宅の車内にこんな代物がある? 謎なんだが。


「はい。これから七宮プライベートプールまでの移動に5時間はかかりますので」


「ふぁ?! 5時間?! 50分とかこの前言ってなかったか?」


「あ~、あれは嘘…いえ。私が単純に七宮プライベートプールに着く時間を間違えていただけですわ」


「いや。50分と5時間じゃあ全然違うだろう……それにトイレとかどうするんだよ」


「トイレなら私のお口があるじゃないですか。それにし私と汐崎君専用のプライベートパーキングには既成事実を作る為にちゃんとよりますよ……ようこそ。私のリアルな穴蔵の中へ。今日という今日は我慢なりません。汐崎と沢山の素敵な思い出を作っていきます。他の娘達に邪魔される前に……フフフ」


 俺の憧れの七宮さんはそう言うと俺を見て舌舐したなめずりをして妖艶ようえんに笑った。

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