山上下峠の作品集
ユーヒ&アイ
『罪と罰と罵詈』プロローグ+全8話+後日談+エピローグ+あとがき
プロローグ
「ん?もちろんペンネームだよ。」
「
「ああ、今はちょうど夕飯の準備をしていたところだ。」
「肉に火を入れてるところだが、これが中々奥深い。タイマーを使ったところで結局は自分で焼き加減を確認する必要があるからね。火が入りすぎると固くなって最悪なんだよ。」
「まあ、そんなことより最近は社会の情勢も色々と変わっているようだね。」
「私は一作家でしかないから、そんなこととは無縁ではありたいものだが、そうとも言い切れないのかもしれないな。」
「世間っていうのは、中々に興味深く、見方によってはすごく安直で、いわゆる馬鹿に見えたりするものだが、実はそうでもないのかもしれない。とも思うんだよ。」
「特に、私のような人間は“炎上”なんてものは怖くて仕方ない。これは一見、人間の暇つぶしで起こっていることのように感じるが、実は本当に正義感でやっているのではないかと思う時もあるのだよ。」
「人間の行動に対して、こうだと決めつけるというのは非常に難しいことだと思うね。」
「ただそうなると、正義とは何か、法とは何か。という問いかけになってきそうだな。」
「私は作家なので、作品で語ることとしよう。」
「こんな作品はどうだろう。タイトルは、そうだな――」
「
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