第15話 プップのやくめ。
ひとまず、さわぎはおさまりました。
でも、へやの中は、もうむちゃくちゃです。
つよしたちは、ぼーっとした
これではもう、
「さて。あとしまつをしなきゃ」
トッピが、すました顔で言いました。
そして、こしのバッグからミラクル・クッキーをとりだすと、プップに二枚たべさせました。
「ぶぶいっ!」
クッキーをたべたプップのようすが、どうもへんです。
目が、
とつぜんプップは、大きく口を
――ゴウッ!
ものすごい
そしてこわれた
そして
「すごい……」
すみれがおどろくと、トッピがいいました。
「これが、プップの『
そういって、笑いました。
「あれれ? ここは、どこだ」
つよしが、きょとんとした顔で、すみれたちを見ています。
そして逡一を見つけると、うれしそうにいいました。
「よう、逡一。なんだい、そんなこわい顔して。あしたは、川で
逡一は、こまった顔になっています。
そこでトッピが、すみれにいいました。
「つよしは、もとの良い子にもどったんだよ。そして、これまでのことは、すっかりわすれてしまっているから、そのつもりでね」
つよしは
それが、トッピとプップのおかげで、もとにもどったのでした。
でも、それではどうして、逡一だけは、つよしに
ふしぎに思って、すみれは逡一に聞こえないくらいのちいさい声で、そっとトッピに聞いてみました。
「ねえ、トッピ。どうして逡一さんだけ、プップに『
トッピは、
『なんだ、そんなこともわからないのか』という顔をしています。
「ここは、おとうさんの夢の中だぜ? 夢を見ているやつがおぼえてなくて、どうするんだよ。
だから、このつぎに夢を見るときには、鬼は出ない。けど
なんだか、わかったような、わからないような
そこですみれは、
「それじゃ逡一さんは、ぜんぶおぼえているの?」と、聞きなおしました。
「おぼえているのは、おとうさんのほうだよ。逡一のきもちは、おとうさんのきもちなんだぜ。
二人が、あるところでつながっていることは、たしかなんだけど。うーん、どういえば、ちゃんとわかってもらえるかなあ……」
トッピは、しばらくかんがえこみました。
「そうだなあ。ビデオカメラで、じぶんのでてくる
映画のなかのじぶんには、けされてしまった
トッピは、
『どうだ、わかっただろう』という顔をしています。
しかし、すみれは、ますますわからなってしまいました。
でも、夢のせんもん
すみれは「ふーん」といったっきり、もうそのことについては聞きませんでした。
それより夢の中で、どうしたら
すみれは、ばかにされるのをかくごで、トッピに聞きました。
するとトッピは、思っていたとおり
それは、すごくかんたんなことでした。
目をつぶって、
「
夢の中では、それだけで、
すみれは、すぐにふとんにはいりました。
そして、みんなが見ているのもかまわずに、大きな声で「
すみれが目をひらくと、もうそこは、朝の光でいっぱいでした。
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