第3話 すみれのそうだん
すみれの目の
その光は、フローラが
フローラの口からは、聞いたこともない
いまは、
すみれは、フローラにあんないされて、2階に
2階には夢占いの
そして、すぐに夢占いがはじまりました。
「おとうさんのことで、ここにきたのね?」
フローラの
だって2階にあがってから、まだなにも話していなかったからです。
「そんなに、おどろくなよ。フローラは、夢占いのせんもん
トッピがえらそうに、フローラのことを、じまんします。
とっても、えらそうです。
すみれは、いっぺんにトッピがきらいになってしまいました。
(じまんする男の子と、いじわるをする女の子はだいきらい!)
そこで、なにかもんくを
フローラが、またしゃべりはじめたので、やめることにしました。
「そう……
フローラが、ぽつりと言いました。
それを
すみれは、とってもかなしい
そしてすぐに、ぽろぽろとなみだがあふれてきました。
「はい……。おとうさんはいつも、うなされて
ひどいときには、どなられるときもあります。わたしは、おかあさんといっしょに、いつも
すみれは
ふと
トッピのよこで
「ふ~う、ふ~う」
かなしそうな
プップにも、すみれの
すみれの
すみれのおとうさんは、もともとは、とってもやさしかったそうです。
でも、夢にうなされるようになってからは。
すっかり、おこりっぽくなってしまったそうです。
すみれは、「むかしのおとうさんも、こうだったの?」
と、おかあさんに
するとおかあさんは、「おとうさんと
と、
「どうやら、ムーマのしわざのようじゃな」
トッピのむねで、ランペじいが言いました。
フローラもトッピも、だまってうなずいています。
「ムーマって、だれ?」
すみれは、ハンカチでなみだをふきながら、みんなに聞きました。
でも、みんなは顔を見あわせるだけ。
なかなか
なんだか、なかまはずれにされたみたい。
すみれは
「あ、また
トッピが、言わなくてもいいことを、ずけずけと言いました。
とうとうすみれは、
「トッピ。いじめるのは、はずかしいことなのですよ」
フローラが、すこしきつくしかりました。
するとトッピは、たちまちしょんぼりとなってしまいました。
「さあさあ、すみれさん。おねがいだから泣くのをやめてちょうだい。これから、ちゃんとわけを話してあげるから」
「フローラ、話してもいいのか?」
ランペじいが、こまった顔になっています。
どうやらフローラの言おうとしていることは、みんなのひみつみたいです。
「ムーマのしわざなら、どっちみち、すみれさんの力がひつようなんでしょう?。そうでなければ、おとうさんを助けることなんて、できませんからね。だったら、
「なるほどな。では、
ランペじいは好きなだけしゃべると、さっさとブローチの顔にもどってしまいました。
これはランペじいが、しらんぷりをするときみたいです。
「ほんとうに、しかたがないおじいさんね。それじゃ、すみれさん。これからわたしが言うことを、よく
フローラはにが
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