第50話 美玖ちゃんも露出好きなの?気持ちいよね~
突然の告白を受けた辰馬は、狼狽える気持ちと美玖と付き合えるという男としての喜びが入り混じった複雑な気持ちだった。しかし、美玖が自身の体を好んでいるからという理由だけで交際にまで発展するのは些か疑問を持つ。
「美玖さんって俺の体が好きなんだっけ?」
「そうよ。まぁアンタが私の好みの顔であったことと、まだまだ美味しく実りそうな体が気に入った……それが理由よ」
「そ、そんな理由だけで付き合うまでいくか?」
「ハァ……アンタ分かっていないわね。相手の顔だって好きになるポイントの一つに決まっているじゃないっ!アンタだって茜の容姿やスタイル……それだけじゃないわよね?アンタ――私のことも気になっているわよね?」
――ドキッ
突然心臓を直接鷲掴みされたかのような感覚を覚えた。自信満々といった雰囲気で確信を突いた美玖の発言に反論することが出来なかった。辰馬自身が茜や美玖の容姿が好みであること。そして――あの日茜と出会う前までは、ずっと美玖が気になっていたことに。
(な、何故バレた!?俺が美玖さんをずっと……ずっと気になっていたことにッ!)
「随分と動揺しているじゃない、図星のようね」
「…なんで気づいたんだ?」
「そんなの簡単よ。私は芸能人…それも同世代で一番の女優よ?他人からの視線には人一倍敏感なの。アンタは隠しているつもりでも一昨日直接話していたんだから、流石に気づくわよ」
「ハァ……そうだ。俺は元々美玖さんを気なっていた……なんか恥ずかしいな」
茜だけでなく美玖も洞察力が高いのか辰馬の視線一つだけで手に取るように感情を読み取って来た。それも当たっているのだから脱帽である。美玖の雰囲気から察するに間違っているはずがないと自信満々であるため、いくら反論しても意味を成さない。ならば、認めることが最善だと考えて辰馬は正直に話した。
「別に恥ずかしがることじゃないわよ。この私が一緒の学校にいるのだから好きになって当然よ。それとアンタの視線だけど、多分だけど茜も気づいているわよ」
(俺がチラッと茜さんの巨乳を見ただけで、嬉しそうに喜んでいるしな。なんか、この人たち怖い……)
「そうだろうな……。それで、美玖さんが俺のことがす……気になっていることは分かったが、別に付き合うことまでしなくてもいいんじゃないか?」
「イヤよ。私は狙った獲物は逃がさない性格なのよ。それに――私の親友の茜が先に色々と済ませているのに私が処女なのは気に食わないのよ」
「な、なんだその理由……。べ、別にしょ、処女でもいいだろ」
「今までならそれでも良かったのよ。昨日アンタの体を見てから私のココが疼くのよ」
「ちょ、ちょっとスカート捲るなって!」
「離しなさいよ。私のパンツを舐めるように見させてあげるっていうのよ!」
恥ずかしそうな表情一つせずに美玖は自身のスカートを掴んで捲ろうとするのを辰馬は瞬時に彼女の手首を掴んで止める。この時ばかりはプロボクサーとして鍛えられた反射神経に感謝した。
(あ、茜さんと違って下着を見られることに恥ずかしさを感じていないのかッ!)
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