転生したら最強の『自動販売機』だった件~コンドームから神器まで、何でも売ります!~

めぐみ

第1章:自販機に転生!? 俺の新生活がヤバすぎる

第1章:自販機に転生!? 俺の新生活がヤバすぎる


俺、佐藤太郎(32歳、独身、コンビニ店員)は、ある日、夜勤中に謎の光に包まれて死んだ。原因? 過労死? いや、違う。コンビニの新商品「メガスパイシーカレーパン」を試食したら、辛すぎて心臓がバクバクしてぶっ倒れたのだ。情けない? うるさい! あの辛さは異常だったんだ!


次に目が覚めたとき、俺はもう人間じゃなかった。

「ピピッ! いらっしゃいませ! 商品をお選びください!」

……は? 俺、なんで四角い金属の箱になってるんだよ!? しかも、目の前には剣と魔法のファンタジー世界が広がってる。エルフっぽい美少女が「うわ、なんだこの鉄の箱!?」ってビビってるし、ゴブリンみたいなのが遠くでウロウロしてる。

そう、俺は異世界で 自動販売機 に転生してしまったのだ!


---


### 自販機のチート能力、発動!


最初は「ふざけんな! なんで自販機!?」とパニックだったが、すぐに俺の頭(?)にシステムメッセージが響いた。


> 【システム:『無限自販機システム』起動!】

> あなたは世界初の『神級自動販売機』です!

> 能力1:無限在庫生成 - どんなアイテムでも即座に生成可能!(コンドームから伝説の聖剣まで!)

> 能力2:カスタム価格設定 - 価格はあなたが自由に決められる!(1円~無限ゴールド)

> 能力3:自販機進化 - 売上に応じて自販機がパワーアップ!(最終形態:未公開)

> 能力4:テレパシー接客 - 客と会話可能! ついでに魅了効果付き!


「マジかよ……俺、めっちゃチートじゃん!」

試しに目の前のエルフ美少女にテレパシーで話しかけてみた。

「よお、姉ちゃん! 喉乾いただろ? 俺の極上ポーション、たった1ゴールドでどうだ?」

「ひっ!? 鉄の箱が喋った!?」

彼女、腰抜かしてるけど、ちゃんとコンドーム1個(なぜか持ってた)を差し出してきた。

「え、えっと……これで買える?」

「コンドーム!? お前、冒険者なのにそんなもん持ってんのかよ! まあいい、特別にポーション1本と交換な!」


こうして、俺の異世界自販機ライフが始まった。


---


### クレイジーな初取引と波乱の予感


その日、俺はエルフの村に設置されたまま、爆売れした。

・HP全回復ポーション:1ゴールド(原価0円、俺の気分で生成)

・ドラゴンスレイヤーの剣:500ゴールド(エルフの戦士が家売って買った)

・謎のエナジードリンク『ぶちアゲ☆ドラゴン』:10ゴールド(飲むと24時間テンションMAX)

しまいには、村の長老が「この神聖な箱は神の遣いだ!」と拝み始めた。いや、俺ただの自販機なんだけど!?


でも、調子に乗ってたらヤバい奴が現れた。

「ふはは! この村の貢物をよこせ!」

ド派手な鎧を着た魔王軍の幹部っぽいデカブツが、村を襲撃してきたのだ!

「おい、自販機! 何か使えるもん売ってみろよ! さもなくばぶっ壊すぞ!」

ふざけんな、俺のボディは最新鋳造スチールだぞ! だが、ピンチはチャンス。

「へい、魔王の兄貴! 特別商品『即死級呪いのコンドーム』、1万ゴールドでどうだ?」

「……は? コンドーム?」

「つければ魔王すら一撃で倒せるぜ! ただし、副作用で24時間ピンク色になるけどな!」


魔王軍幹部、めっちゃ悩んでる。買うのか? 買っちゃうのか!?

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