ひだまり

卯月咲樂

世界一のしあわせもの―しあわせもののぼく

ぼくはごしゅじんさまがだぁいすき。

おさんぽにつれていってくれる。

おいしいごはんをくれる。

ごしゅじんさまがおきなかったら、

ぼくがおこしておさんぽにつれていってあげる。

ぼくのおかげでごしゅじんさまはまいにちげんきそう。


おとなりのまめせんぱいもすき。

おひるまにせんぱいとおさんぽにでかけるんだ。

せんぱいはぼくよりよっつ、としうえ。

ごしゅじんさまがなかなかおきないときはせんぱいにそうだんするんだ。


あたたかいごはんもすき。

いつもはどっぐふーどだけど、

たまにごしゅじんさまとくせいのごはんをたべられるんだ。

ぼくがたべられるようにくふうして、こころをこめてつくってくれたごはんがだいすき。


おきにいりのばしょはそふぁのよこにおかれたおおきなくっしょんのうえ。

ふかふかで、ごごはひなたぼっこにぴったりのぼくだけのばしょ。


 ごしゅじんさま、はやくかえってこないかな。

 また、あのおおきなひざのうえで、ブラッシングもしてもらいたいな。

 こんどはとなりまちのこうえんまでおさんぽにいってみたいな。


 ごしゅじんさま。

 


 

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