トイレット革命

第一部

 1 「マークを変えろ!」



 その事件が起きたのは,今から丁度40年前の日曜日,2034年4月16日のことである。私はリヨンにある新聞社,ラ・ニュヴェレ社のオフィスビルにいた。時刻は昼過ぎ。スペイン・ショックの煽りを受け,債務不履行に陥った幾つかの小企業について,一連の記事をまとめ上げたところであった。一息つこうとコーヒーを飲むと,内線が入った。事件だった。


     * * *

『今でもよく覚えています。テロではないかということでした。ニルスは「動ける人間は君しかいない」と怒鳴ってきました。もうすぐ昼休憩だったので,正直,現場に出向きたくはありませんでした。でも,彼のおかげで歴史的な事件に居合わせることができたのです。感謝しています。そして協力してくれた私の同僚にも』

 ──私。新聞記者。ラ・ニュヴェレ新聞社。

     * * *


 カメラを抱え,急いでデスクを離れた。混雑する廊下に,「協力してくれる」その同僚がいた。読書中だった。呼びかけようとすると,「そこだー! のんたーん! ミラクル・ムーンフラッシュー!」 彼は出し抜けに奇声を上げ,アイススケーターのように空中で一回転し,軽やかに着地。ビシッとポーズを決めてきた。


 静寂。


 気を取り直して紹介しよう。彼こそ,ラ・ニュヴェレ社の記者で,残念な同僚でもあるミシェル・ポアソン(Michel Poisson)である。彼は私に気づくと,ずれていた太枠メガネを直し,「やあ」と言った。


     * * *

『覚えているのは,「美少女戦士のんたん」の最新刊がその日に出たことです。待ちに待ってようやく販売されたんです。さすがクールジャパン。期待を裏切りません。小説は面白かった。最高でした。ドキドキしながら読んでいると,フランツ(私のこと)が来て,窓を見るよう促してきました。それまで,街の中心部から黒煙がモクモク立ち上っていることに,まったく気づきませんでした』

 ──ミシェル・ポアソン。新聞記者。ラ・ニュヴェレ新聞社。

     * * *


 私たちは急いで階段を降り,地下に停めてあるノルーのキャプチャに乗り込んだ。エンジンをかけると,ゲートが開く。ミシェルは巧みなハンドルさばきで,キャプチャを道路まで導いた。ラジオからは,アップテンポなセザールの新曲「 L'avenir未来 est imprevisible予想不可能 」が流れてきたのだった。


 キャプチャはエトルワ通りを疾走する。


     * * *

『そうです。僕たちは新聞記者です。フランツとは長い付き合いで,かれこれ5年になります』

 ──ミシェル・ポアソン。新聞記者。ラ・ニュヴェレ新聞社。

     * * *


 漆黒の車体は太陽光を反射して北上する。


     * * *

『フランツの人柄ですか? 真面目,文章能力がある,頭がいい。記者のかがみです。自分もそうなりたいといつも思っています』

 ──ミシェル・ポアソン。新聞記者。ラ・ニュヴェレ新聞社。

     * * *


 赤信号。横断歩道の女性に手を振るミシェル。


     * * *

『ミシェルには良いところが沢山あります。私は仕事人間なので,取材のとき,つい陰険な表情で相手を怖がらせてしまいます。そこで彼が必要なのです。ミシェルは,明るくて朗ほがらかです。私は彼のそうした人柄を,とても尊敬しています』

 ──私。新聞記者。ラ・ニュヴェレ新聞社。

     * * *


 ソーヌ川を二分するキシェネ・マルシャン橋を渡ると,やがて煙の発生源である事件現場が見えてきた。


 事件は,リヨン最大のショッピングモール,フォンティーヌで起きていた。車を停め,警察に社員証を見せ,可能な限り現場に近づく。辺りは「立ち入り禁止」の黄色いテープが張り巡らされていた。何が起きたのかを知るため,ショッピングをしていた人々にマイクを向ける。


     * * *

『一体誰です! 突然バーンというガラスを砕くような音がしたら,この始末です!』

 ──若い女性。


『煙がすごかった。叫び声がして,みんな逃げた。助かってよかった。レザージャケットの女は「マーク」がどうのと怒鳴っていた』

 ──“愛あるパッド”を買いに来たという男性。


『よく見えんかったが,爆発が起きた。「男が血まみれになっている」と後から来た人が言っていた』

 ──初老の男性。


『女性はすごく怒っていました。「マークを変えろ」と怒鳴り散らしていたんです。それから,あそこの棚のトマトを男の人にどんどん投げつけました。分かりません。とにかく逃げました。……ええ,トマトだったわよ? 何か変かしら?』

 ──子連れの母親。


『「フォンティーヌ」の責任なんじゃないの! あんなところにトマトを売っているからよ! 後で訴えてやるわ!』

 ──女性。


『お客様は冷静に行動されました。褒めるべきことです。避難指示にすぐに応じてくださったので,事態の悪化を防ぐことができました。お客様の迅速な判断と,警備員の適切な指示の賜物です。これからも,従業員一同,気持ちを引き締め,お客様の安全を第一に考えていきたいと思っております』

 ──B・ボニツェール。リヨン商業開発。代表取締役。


『加害者の内ポケットからは,スマートフォンが発見されました。そのアプリの一つは,血圧の記録に関連したものでした。当時,彼女が循環器系の疾患を抱えていたと考えて,まず間違いないでしょう。司法解剖の結果もそれを支持しています』

 ──ドナシファン・ベタンクール。リヨン市警。司法巡査。

     * * *


 事の全貌はこうである。時刻は12時15分。場所はショッピングモール・フォンティーヌA棟1階。生鮮食品ブースと衣料品ブースの間にあるトイレエリアであった。


 男性清掃員マテュー・マリー・オジェ(Matthieu Marie Ogier,当時57)は,トイレの清掃をしていた。これに対し,ミスリス共和国出身のプログラマー,ララ・ドルカルテ(Lala Dolchorte,当時28)が暴言を吐き,カートに入れていたワインボトルを床で叩き割り,陳列されていたトマトを投げつけ,オジェを転倒させたのだ。投げたトマトの一部は空調設備に当たり,煙を発生させた。


 ドルカルテはトマトを投げている最中に突然死。オジェは失神。後に彼はPTSD(Post Traumatic Stress Disorder 心的外傷後ストレス障害)を訴え,早々に職場を離れることになる。



 2 「マーク」とは何か



 こうして我々は,歴史研究者たちの間で『フォンティーヌ・トマト事件』として知られることになる,この重大な出来事を思い返すことができた。


 とはいえ,腑に落ちない点があるはずだ。私も取材をしていて感じたのだが,加害者が発した「マーク」という言葉にはどんな意味があるのだろうか。この言葉は,小競り合いの原因であるはずだ。トマトを何度も投げつけた彼女の激怒の様を考えるに,事件そのものはたわいないものでも,事件の原因は,我々の想像を超えていると思えてならない。


 では探偵になったつもりで,「マーク」と向き合ってみることにしよう。「マークを変えろ」とはどういう意味か。そこが『ショッピングモール』フォンティーヌであったことを考えると,商品のロゴやタグに文句を言っていたのではないか。


 高価な衣料品がずらりと並ぶブランドショップ。EU(European Union 欧州連合)に依然として残る経済格差が,彼女を暴行へと駆り立てたのではないか。


 また,被害者が『清掃員』であったことを考えるなら,彼の名札やワッペンに怒っていたのではないか。


 彼女があの時,失業を余儀なくされる状況だったとしたらどうだろうか。実際,ミスリス共和国は,スペイン・ショックの影響をまともに受けた国の一つである。深刻な経済難の中,フリーのプログラマーとしてやっていくのは大変だっただろう。自分は困窮しているのに,“こんな清掃員”にすら満足な仕事がある。やり場のない怒りが,暴行へと凶変したのだろうか。なるほど。そうかもしれない。


 では,ここで視点を変えてみることにしよう。自分が清掃員なら,彼女の言葉をどのように理解しただろうか。事件が起きたのは,生鮮食品ブースと衣料品ブースのちょうど真ん中。トイレエリアであった。そして自分は『トイレ』清掃員。トイレの前で作業をしていて,「マーク」と叫ばれ振り向くのはどこか? そう。男性と女性を描いたトイレの「ピクトグラム」である(*)



 ──────────

(*) 当時,トイレの前には2種類の視覚記号が掲げられていた。この視覚記号を専門用語で「ピクトグラム」という。その目的は,男性用トイレと女性用トイレを区別することであった。


 男性トイレのピクトグラムには,たいていスラックスを穿はいた人間が描かれ,女性トイレのピクトグラムには,スカート姿の人間が描かれていた。


 より詳しくは,次の書籍を参照されたい。「トイレとピクトグラム」(T・サイモン)。


 * * *

『「マーク」がピクトグラムを指すのではないかというのは,当初から囁やかれていたことです。実際,オジェ(被害者)自身,「マークとはピクトグラムのことだろう」と述べています。少なくとも私は,ピクトグラムのことだと信じ,これまで研究してきました』

 ──エステル・ビザリア。歴史学者。ストラスブール大学。


『違いますよ。マークがピクトグラムのはずがない。そうであれば,彼女はフランスから1,200マイルも離れたミスリスからわざわざやってきて,ただトイレの図柄を指摘するために喧嘩をしたことになります。しかも自分の命を顧みずそうしたのです。なぜそんな無駄なことを。ピクトグラムが汚れていたのでしょうか。もっとイケメンに描き変えろとか叫んだのでしょうか。そのようなことは考えられません。もっと別の,重要な意味があるはずです』

 ──アベル・ブロンダン。歴史学者。パンテオン・ソルボンヌ大学。


『事件から随分経つのに,未だに我々は「マーク」が何を意味するのか理解できていない。この言葉を解決することが,すべての事件を解決することになると考えている専門家は多い』

 ──ベルベット・マスク。リュムール誌編集長。


『「マーク」とは明らかに,トイレのピクトグラムのことです。そのことに疑問の余地はありません。だからこそ,連鎖的な事件へと発展していくのです』

 ──テオフォール・ケクラン。歴史学者。ドゥニ・ディドロ大学。

     * * *


 専門家により,若干の意見の相違はあるものの,「マークとはピクトグラムである」,これがフランス現代史の定説である(*)



 ──────────

(*)「ヘッセとホートによる現代フランス史第3巻」301ページ。「トマト事件とピクトグラム」(クリスチャン・バルハウス)15ページ。


 3 さらなる事件



 フォンティーヌ・トマト事件に教訓を得た経営陣,リヨン商業開発は,次の日から本格的に騒動防止に努め始めた。


     * * *

『復活祭の次の日だったので,祝日でした。来客数は前日より多く,5,000人のお客様がフォンティーヌを利用されました。同じような騒動が起きないよう,警備員を増やし,特にトイレ付近の監視を強化する必要がありました。実際には何も起きないだろうと思っていました』

 ──B・ボニツェール。リヨン商業開発。代表取締役。


『連休中に駆り出されたのを思い出します。警備はショッピングセンターということだったので,ボスに「フォンティーヌがそんなに危険なのか」と尋ねました。その日は家族で過ごすと決めていたのに。急遽呼び出されて,どんな危険なエリアに赴くことになるのかとハラハラしていたら,店内のトイレなんです。ボスを睨みました(笑い)』

 ──レオ・カーロ。元警備員。

     * * *


 事件はフォンティーヌに責任があるのではないかという意見も耳にするが,警備を1.5倍に増やし,騒動防止に力を入れていたのは事実のようである。


 午前10時。万全の警備体制の中,開店を知らせる鐘が鳴った。


     * * *

『目を疑いました』

 ──B・ボニツェール。リヨン商業開発。代表取締役。


『身構えしまたね』

 ──レオ・カーロ。元警備員。


『なんと,入店されたお客様の中には,トマトを握りしめておられる方がいたのです。しかも2人や3人ではなく,20人もいたのです』

 ──B・ボニツェール。リヨン商業開発。代表取締役。


『そしてスローガンが記された横断幕をばっと広げ,叫びました。「彼女は英雄! マークを変えろ!」』

 ──レオ・カーロ。元警備員。


『私は連絡を受け,警察に援助を求めました。これはただならぬ事態だと悟ったのです』

 ──B・ボニツェール。リヨン商業開発。代表取締役。


『少なくとも,彼らの要求を呑まなければ,トマトが飛んでくるということは判りました。俺は無線で「ボス! 前方にトマト軍団です!」と叫びました。一体どうなっているんだ。ドッジボール大会か? ボスは応答して,「レオ,任務だ。トイレを守れ」と。顎を引き,こぶしを作り,素振りをしました。俺は全身全霊でもってトイレを守ることにになりました(笑い)』

 ──レオ・カーロ。元警備員。

     * * *


 なんということだろう。フォンティーヌ・トマト事件の翌日に,一群の人々が抗議活動を展開し,トマト事件を模したのである。スカート姿でデモに参加した一人の男性は,BBF通信記者リリアン・ベレッタに対してこう述べている。


     * * *

『トマト事件は,性差で苦しんでいるフランス国民の怒りの表れです。同性婚が合法になって20年も経つのに,未だに人々は,性別を重要視したがる。その責任はトイレのマークにもあるのです。私の友達は先週,会社を首になりました。理由は,メンズスカートで出社したからでした。どこがいけないのでしょうか。彼は自分のライフスタイルを貫いただけなのです。自分の生き方を否定されれば誰でも怒ります。今こそ,敵である性差と真剣に向き合うべき時です』

 ──抗議活動に参加した男性。

     * * *


 さらに驚くべきことに,リヨン全域で,1か月中15件以上の"トマト事件"が発生している。主立ったものを挙げる。


 ・4月18日 ショッピングセンター「ラ・ルーパデュー」。1階フロアでトマトの投げ合いが発生。1人が軽いけが。


 ・4月25日 ショッピングセンター「コンフリュンアス」。「女装は芸術」をスローガンに,30人の男たちがデモを開催。コンフリュンアスはトマトの販売を一時中止した。


 ・5月5日 便器製造を請け負う「TOLトール」の社員が暴徒に襲われる。理由は「自動洗浄機能付きトイレのピクトグラム(ボタンのことであろう)が差別的だったから」としている。


     * * *

『小さなトマト事件が大衆を動かした。これは大変興味深い点といえます。さらに興味深いのは,抗議内容が性差問題だったことです。これら二つのうちどちらが欠けていても,同事件は歴史にほとんど影響を与えなかったでしょう』

 ──エステル・ビザリア。歴史学者。ストラスブール大学。


 ではなぜ,トイレのマークと性差が関係してきたのだろうか。人権問題に詳しい,ヴェルサイユ・サン・カンタン・アン・イヴリーヌ大学のカトリーヌ・フランソワ(Catherine Francois)博士に,当時の大衆心理についてインタビューすることができた。


     * * *

 私:

 今日はお時間をとっていただきありがとうございます。2034年に起きた,一連の抗議活動についてお伺いします。トイレのピクトグラムと社会的性差にはどのような関連性があるのでしょうか。


 カトリーヌ博士:

 そうですね。すぐには理解しにくいかもしれません。当時のピクトグラムは,人に服を着せて表現するものがほとんどでした。「男性」ならスボンを穿いていたり,「女性」ならワンピースを着たりする図でした。でもそれは,性別について,超えてはならない一線があるようにも感じられました。男性はズボンを穿かねば「ならない」という暗黙のルールを作っていたのです。

 

 今では男性のスカート姿は普通のことですが,当時はそうではありませんでした。そのような姿をする人は,奇異な目で見られました。縛られているように感じた人々の中には,問題の原因をトイレに求める人々もいたのです。「二人(つまり男女)は一体」というフランスの格言は古臭い。男女という考え方そのものが時代にそぐわない。そう考えていたというわけです。


 私:

 なるほど。型にはまった描写が,差別的と思わせたのですね。ところで,どうして人々はフォンティーヌ・トマト事件に独自のインスピレーションを得て,活動を展開するようになったのでしょうか。


 カトリーヌ博士:

 それは興味をそそられる質問です。恐らく,トマト事件が起きた時期や状況が関係しているのではないでしょうか。連休によって多くの若者がフォンティーヌにいました。やがてトマトを投げるという奇抜な出来事が目の前で起きます。女性(加害者)は奇声を上げて亡くなります。何をしますか?


 この珍妙な事件をインターネットに上げたくなります。やがて「マーク」についての憶測が飛び交います。憶測は再送信されるうちに「事実」になり,それは図らずとも性差問題としてブログなどに紹介されるようになりました。


 例えば,フォンティーヌ・トマト事件の動画は,事件発生直後に,ユーチュープ(グーゴル社の動画共有サイト)にアップされています。アップしたのがフランス人の有名投稿者「MMF」だったこともあり,短時間の間に100万回以上再生されることになりました(*)


 ですから,事件の規模は問題でなかったのです。事件の内容とインターネット利用者の情報発信がトマト事件の核心なのです。



 ──────────

(*)MMF The Media Memory in France. 登録者700万人の人気ユーチュープチャンネル。仮面をつけたリポーター エレナが, 国内・海外の話題の時事問題について意見する。


 ジェンダー問題は繊細な問題です。過去にこうした事件があったからといって,特定のグループに偏見を持つのではなく,行き過ぎた情報化社会に疑問を持つべきです。情報の共有は,良い方向にもそうでない方向にも,人々を強く駆り立てる力があることを,この社会運動は示していると思います。


 2034年は,古い価値観と新しい価値観が,正面からぶつかった時期だったのです(*)


 私:

 大切な点をありがとうございます。私もこのインタビューによって,一部の人々に恥ずかしい思いをしてほしくありません。情報化社会によって,あらぬ方向へ物事が運んだ良い例ということですね。今日はインタビューに応じてくださり,ありがとうございました。

     * * *


 フォンティーヌ・トマト事件の「マーク」が何を意味するかはさておき,人々はマークをピクトグラムだと解釈し,多くのデモが起きたのである。


 しかし,専門家にインタビューをすればするほど,次の疑問が頭をもたげる。


 一方的な情報拡散は,本当に偶然に起きたのか。




 ───────────

(*) 実際,後日さらに過激なデモが行われたが,それは性的マイノリティーを容認しない「反対派」によって引き起こされている。

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