魔女と呼ばれること勿れ
感覚派閥
恋をしたのは
はるか昔、傲慢で怠惰で貪欲な貴族が多く居た、
がある1つの貴族だけは特別だった。
困ったことがあれば金で解決、欲しい物があれば金で解決、その貴族だけは生活に不自由という言葉を感じたことも無かった。
そんな不自由を知らない貴族でも我慢を強いられることがあった。
魔女という存在だ。
魔女ははるか大昔から人という存在との関わり方を考えていた。
魔女という存在は人の姿・形をし、見た目も同じ。
だが、魔女は人には無い不思議なチカラを持っていた。
何も無いところから火を・水を・風を出すことが出来た。
そんな人型の生物である魔女との対話を人の王は試みた。
人の王と魔女は話し合いはある1つの契約を交わし終わりを告げた。
その内容は
・不可心
のみ。
この契約で魔女と人を遂に繋いだ。
だが、人の王は疑問に思っていたことを口にした。
「汝らはなんなのだ」と
返答はなかった。
人の王は
魔女は名の通り女性のみという事しか情報を掴めなかった。
以降それ以上の事が明かされることはなかった。
──────────────────────
何気ないある日のこと。
たまには散歩と外に出た、初めて通る道に困惑しながらもそこにあったパン屋に入り、店員として立っていた青年に目を奪われた。
パン屋の前を通る度に笑顔で私に気づいてくれる青年はとっても輝いて見えた。
いつもの時間になり、私はパン屋に向かった。
通り過ぎるだけと思っていたのに、店員の彼は外に出てきて私に告白をしてきた。
突然の事で動揺と嬉しさを隠し切れなかった。
彼は返事はまだしなくても良い。と言いお店に戻って行った。
次の日、私は気分高々にパン屋に向かった。
青年は殺されていた。
理由は私が魔女だったから。
これ以上の理由は要らなかった。
恋をしたのは罪。たったそれだけ。
魔女と呼ばれること勿れ 感覚派閥 @sh1npu
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