さくら、めぐりて
ムスカリウサギ
さくら、めぐりて
春霞 桜の蕾が ひらくころ
ちかりと眩しい 霞む春に
やがて 暮れ
葉桜を見て思い出す 「あ、桜餅」
夢の跡 枝にすがりつく 黒い粒
未来を夢見る 希望の光
若葉は空を 光を浴びて きらきらと
桜の名残は 忘れられゆく
どしゃぶりの雨 大きな
濡らして揺らして
青々と 広げた枝葉は 青々と
着々と命に 満ち満ちる
日が短く 冷たい風に 吹かれたら
木枯らし 吹き付け 散りゆく木の葉
風に託した 寂しさを乗せて
ふわ…と舞い降りた 雪の華が咲く
白い装い 新たな期待
枝の上 ぽつりと産まれた 一粒が
めぐり来る季節に もう一度
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