地獄の始まりはここですか？

境内はもう込み合いすぎていた、さっきだって本当に死にかけた

本中生のきゅうりを刺すやつがあいつの手から離れてわしの太ももに刺さりかけたすごいびっくりした、だって急に視界外からよくわからんものが飛んでくるんだもんそりゃびっくりするよ、そしてそのきゅうりの刺すやつは人揉みに飲まれたせいで回収できなかったし、結構酷かった

そんなことがありながら友達と別れを告げもう一回改札に戻る、そうして待っていたのは浴衣姿のk、、、そんなことなかったは普通の私服姿の後輩がやってきた、

自『お疲れー』

後『お疲れ様でーす』

自『やっぱりそこだけは敬語抜けないよな』

後『えーまあ、言われてみたらそうかも？』

とりあえず集合できて良かった、数年前わしが遅刻してアホほど合流に時間がかかった時みたいにならなくて良かった。

まあ前回と全く一緒で何も考えてきてない、8時以降のことは考えて来ているもののそれまで何をしようか。

自『なんか食べたいものある？』

後『んーこういうのあんま行かないからわかんない』

自『ま？ほらロンポテとか唐揚げとかきゅうりとか、綿菓子とか色々あるやん』

（こう思うと本当にさっき寄った境内の売店は結構祭りの飲食物を網羅してるんだなー）

後『うーん、あ！焼きそばとかある？』

自『あるある、場所も知ってるし行くか？』

後『行く！』

焼きそばを食うことが確定位した、正直一緒のもの買わなくて良くね？とか思われるかもだけど、こっちも腹減ってるんだよ

人ごみが東京の通勤ラッシュ並みにすごいので前にいる後輩のカバンのピョコって出てる手提げ用の輪っかのやつでも掴んでみた、

後『ひゃ』

自『ﾔﾍﾞ』

AIMがばった、あのーミスって首さわちゃったよね、ものすごく申し訳ない

自『ごめん×6 爪で引っ掻いてない？大丈夫？』

後『それは大丈夫なんだけど、なんで触ったの？』

自『いやーね、人混みえぐいから逸れないようにカバン掴もうかなーと』

後『ならいいや、もしわざとだったらすごかったっんだからね』

自『申し訳ないしジュースいる？』

後『後で財布見せて〜それで決める』

自『ほいよ』

めっちゃ時間がかかった半分わしがAIMミスったせいなんですけど、焼きそば売ってる屋台まで30分ぐらいかかったかかりすぎね普通に

後『じゃあ列並べたし、財布見せてくださーい』

財布パカ

5枚くらいの10円玉と一枚の500円玉のみ

後『じゃあ札は？』

野口一枚（1000円のみ）

自『1500でございます』

後『うーーん、まあ貰えるものはもらっておけって言うし貰おうかなー』

自『了解、ごめんねさっきは』

こうして交通費入れないで残り500円くらいになってしまった、ん？内訳？焼きそば700の飲み物300、まあ祭りなんてこんなもんよ、ほとんど今月の小遣い使ったことには目を瞑ろう

自『オッケー買えたし、時間もちょうどいいから前言ってた例の穴場いこ』

後『ていうかその穴場ってどこら辺だっけ？』

自『え？忘れたん？あの、あそこよ、駅の方駅の方』

後『えー戻るの〜』

自『はーい文句言わないーい、黙ってついてこーい』

後『はーい』

こうして焼きそばと飲み物を持ちながら、穴場らしいところに行く御一行であった