お祭り
教室に帰る途中
自『そういえばさわし野球部と並行して生徒会入るわけでしょ、ゲームする暇なくなるくない?』
後『それ今言います?どんだけゲーム好きなんですか、そんだけゲームしてたらまた体調不良で倒れますよ。本当に、もうこれ以上あんなところ見せないでください!心配で一回家に凸りそうだったんですよ』
自『今なんて?』
後『あっ、すいません少し心の声が、忘れてください』
自『オッケーじゃあ家のスペアキー渡しとくは』
後『えっ?!』
自『何?冗談だよ冗談』
後『ちゃんと聞こえてるじゃないですかーもぉ/』
これで確定した、後輩わしのこと好きだこれ、確信に変わった、よっしゃーこれでもういじり放題、って思ったけど相手の好意に気づいた時否定しないってことは自分も後輩のことが、、、、まあ考えないことにしよう
教室に戻って
クラスメイト『当選おめでとーーーー!』
自『ありがとぉぉぉぉぉぉぉぉ!』
みんなに祝われた、めちゃくちゃ嬉しい、人生でこんなにみんなが自分のことを盛大に祝われたのは始めてで本当に嬉しい、なんか本当にクラスで嫌われてないどころかこんだけ好かれてると思うと涙が出てきそうだ
本『おめでとuって、お前泣いてんのかおいおいお前らしくないなー、ほら泣くなよ』
自『あれないてる?へへ、ごめんごめん、本当にありがとな』
キンコンカンコーん
授業が始まった、どんなタイミングでなってんだよおかしいだろ、今まで2次元でよくあるそれ現実だったらもう時間過ぎてね現象中だったじゃん感動タイムで時間無効になるやん、いやまあここ3次元だから仕方ないけど流れがあるやん、と思いながら授業を受けていた ある意味わしっぽいといえばわしっぽい終わり方ではある
放課後(愛知でも放課後は放課後です)
自『おーいこうはーい』
後『うぃーっす』
自『いやーね、ね?』
後『嫌なんですか先輩急に』
自『いやなんかねーちょっとドンパミン出過ぎて語彙力が』
後『そんな嬉しかったんですか?私と一緒なのが』
自『いや、その、ちが、もぉ//すごい嬉しかった(小声)もぉ、お前それは反則だろー、ずるいぞー、ノーカン、ノーカン、ノーカン』
後『カイジやめてくださいよw、仕方ないじゃないですか、先輩のそう言う姿可愛くて大好きなんですから』
自『今好きって』
後『え?』
自『もしかして本音抜けちゃった感じ?』
後『あぁ、ぁあ、忘れろビーム』
自『もうわしでも察してるんだし正直に言ったら?ほらわしは何言われても動じないぞ』
後『本当ですか?』
自『おう!何も動じない!』
後『じゃ、じゃあ、先輩のことが好きでした付き合ってください』
自『へ?ちょっと待ってなんでもとは言ったけどまさか告るとは聞いてないよ?』
後『だってなんでもいいって、もしかして私のこと嫌いでした』
自『その上目遣いは反則でしょ、もぉ、わし、いや、俺も後輩のことが好きだよ』
うわーいちゃった、本当に言っちゃった、どうしよどうしよ、ちょっと言い方キモかったかな?こんなブスにこんな言われ方したら流石に冷めちゃうかな?
後『本当ですか!じゃあここから末長くよろしくお願いします』
自『こちらこそよろしくお願いします』
やばいやばいやばい平常心平常心、落ち着け落ち着けもちつけ、よし!
自『一個確認いい?』
後『いいですよ』
自『自分のどこが好きになったの?告るってことはわしのどっかが好きだから告ったわけじゃろ』
後『えぇそれはねぇ、先輩の顔はイケメンとは言えないですけど、優しいところとやっぱり一番はそこ』
自『そこって?』
後『その面白い時と可愛い時と真面目な時のギャップがすごいのよもう、そこ本当に、自覚ないと思うから言うけど本当に可愛いし真面目な時はかっこいいし、ネタに振ってる時は面白いのってなかなかないんですよ、そこ自覚持ってください』
自『は、はい』
後『あ、そういえば敬語抜けてたんですけど大丈夫でした?後大丈夫なら今更ですけど敬語抜いていいですか?』
自『もちろんさー』
後『やったー!!じゃあこれからよろしくねセーンパイ』
自『はーい』
こうして今日新しいカップルができたのであった、その日はそこで解散したが帰宅途中スマホを見るとすごい通知が来てた、見てみるとリア充成立おめでとう、末長く爆発しろなどおめでとラインだった、いや周りに人いなかったよねなんでこんなに広まってんだよ、しかもほぼ話したことないラインだけ交換してる隣のクラスのやつからも来てやがる、学生の恋バナの拡散力恐るべし、こりゃ明日学校でお祭り起きるな、明日休んでやろうかな学校、先生にお祭りが起きそうなので休みますって、まあ休まないんですけど
そしてその日は幸せで頭がふわふわしてる状態で眠りについた。
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