ノッペラボウのアイドルのん

赤澤月光

第1話

21世紀初頭、日本のある小さな町に「ノッペラボウ」であると公言し、呼ばれるVtuberアイドル歌手がいました。彼女の名は「のん」。「のん」は、顔がまるでつるんとしたお皿のように平らで、目や鼻や口がないというノッペラボウの妖怪で最近まで 代々、公に顔を表さなかった 不思議な存在でした。しかし、その独特の見た目にもかかわらず、彼女の歌声はVtuberとして、町中の人々を魅了していました。


「のん」は、毎晩町の広場でVtuberライブを行い、彼女の歌を聴くために多くの人々が集まりました。彼女の歌は、心の奥深くに響くような美しいメロディと、優しさが溢れる歌詞で構成されていて。ノッペラボウとしてマスコミで取り上げられ、恐怖の対象にもなりましたが。「のん」の声を聴くと、誰もが平和な気持ちになり、批判しているマスコミの人々からも笑顔がこぼれました。


ある日、「のん」は特別なVtuber爆上げコンサートを世界に向けて開催することに決めました。そのコンサートのテーマは「どんな外見でも自分らしさを大切にしよう」というもので、彼女は自分の個性的な外見を歌にして トークと合わせて世界中に発信することにしました。コンサート当日、町の人々は彼女の言葉を聞き、勇気をもらいました。そして、「のん」は「どんな見た目をしていても、自分の心が美しければ、それが一番大事で。一人一人の心の美しさを大事にできる世界の環境が必要だ」と歌いました。

ある国では戦争中に「のん」の歌声が流れ、兵士たちは戦えなくなりました。

マスコミでは洗脳ソング、洗脳兵器の歌と騒ぐ批判的なものも世界に続出しましたが。

それと共にその日以来、ノンのファンは逆に増え続け、彼女の歌は世界的に有名になりました。「のん」は、見た目に関係なく全ての人々を愛し、受け入れる力を持っていることを示しました。


そして「のん」が世界に発信した町の人々も、影響を受けて、お互いをもっと受け入れるようになりました。「のん」はノッペラボウでありながら、ただのアイドルではなく、愛と勇気の象徴となったのでした。


ある日、全世界で 「のん」に批判的な人達が対抗勢力をつくり、暗殺命令がくだりました。


「のん」は最後まで歌って自身の使命を果たしました。

暗殺をくだした批判的な団体は、反抗をくだしたものが、「ノッペラボウでも血を流すとは知らなかった。俺たちは人間の未来を守ったんだ。」と

勝手な声明を残し、自害しました。


以後、「のん」彼女の存在は、どんな時代でも、一部を除いて、人々にとっての希望となりました。


こうして、ノッペラボウのアイドル歌手Vtuber「のん」は、彼女の歌とメッセージで多くの人々の心をつかみ、平和な世界を広めることができたのです。

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