𝕄𝕚𝕕𝕟𝕚𝕘𝕙𝕥▪️Bar

深夜 幻夢

〜プロローグ〜


世の中には、信じられない不思議で奇妙な話があります。


そんな話を御客様から聞くのが私の趣味です。


中には、とんでもなく恐ろしい話や、奇妙過ぎて、訳の分からない話もございますが、私に話す事によって、御客様の気持ちが楽になると、仰るのなら、私にとって、それは、とても幸せな事でございます。



えっ?


私ですか?


これはこれは、申し遅れまして、失礼致しました。


私、深夜の店『𝕄𝕚𝕕𝕟𝕚𝕘𝕙𝕥▪️Bar』の経営者兼マスターの魔階 冴譚(まかい さたん)と申します。



おやおや、その扉を開くのですか?


どんなに恐ろしい思いをされても、私には、責任を負い兼ねますが……。


それでも、覗きたいのですか?


それでは、私の作った特別なカクテルと共に……。





乾杯……いや、開幕でございます。

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