第3話邪神が宿る島

そうこうしていると鬼塚の船は出航した。

天候は曇りジメジメの日


ふいに鬼塚が目的地の事を語り出した


あの島の名前は

『真月神島(マガツカミジマ)』


「おい知ってるか、にぃちゃん。禍ツ神

邪神のことなんだけどよ

島のどこかに祀られてるってそう言い伝えられてる。だからマガツカミシマ


まっ、そんなんただの昔話で、本当は徳川の埋蔵金が埋まってるーとかなんとか

ホラ話ばっかなんだけどなガッハッハ。」


鬼塚は明るい性格なのか、気さくにそんな話をしていた


<真月神島マガツカミシマ>


鬼塚がその名を発した時、微かに鈴の音が聴こえた気がした、、


冬子は目を瞑り何か考え事をしているようだ

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