おはよ、遅刻です(汗)
二度寝のあとは罪悪感が半端ない。へんなガキがまとわりつくから、なんか違和感が半端ない。見られてんなぁ、って感じがして、二度寝したときの夢はなんだかんだ言って、変な夢を見る。
「ののったら、まーた二度寝して、なにしてんのwもう次二度寝したら起こさないよ?」
うーん、わかったよ。
ベッドから転がり落ちるようにしてエアコンの風にあたり、スマホを掴んで、時間をチェックする。
「え?」
7時23分。ここから学校まで40分かかる。そして学校始まるのは8時。どう考えても遅刻する。明らかに自分のせいなのに、二度寝を阻止してくんなかったゆうくんに殺意が湧く。とはいえ彼は幽霊だからもう死んでるけどね。
「ゆう!お前時間わかってたな!!!」
ゆうはきょとんとした感じでこちらを見ると、苦笑いをした。
「あ、もうそんな時間になってたの?それはまじで気づかなかったよ、フツーに謝罪」
ゆうは時々天然だから、本当に年上とは思えない行動をたまにとるのだ。まぁ、そこも私のタイプなんだよねぇ。ほんまに困るわ。
歯磨きや顔を洗い、スマホで学校の電話番号を入力し(遅刻しまくるからもう番号覚えちゃった!)、遅れることを伝えて、食パンを咥え、家を出る。
足が速くてよかった。 某地図サイトは徒歩8分というけれど、私だったら5分もかからない。この速度で行けば、36分の電車に間に合う。
ICを改札に叩きつけ、階段をダッシュで駆け上がっていく。
(よし、これは間に合ったな)
「ちょっと待って〜俺も!」
気づいたらゆうがまた私の横にいる。ふよふよと浮いてる彼は、息も切らさずにニコニコで私についてくる。
「なんでついてくんの!」
「たのしいから〜」
もう、しょうがないな。
発射サイン音とともにドアが閉まる。
散々焦らしてアレだけど、この世の神様が忙しいみたいだからさ、また今度説明してしんぜよう。
「ねぇ、神様の意味わかるよね?わかるでしょう?」
「ゆう、これ以上文字数を増やさないで...」
なんか、生霊が私についてくるんですけど...なぜ? いちごすむーじー @Meri-go-rando1111
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