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~幻の1ページ《8ページ目の、呼吸を確認するところになります》~


あなたの呼びかけにより、二人の協力者が集まりました。

いちばん最初に駆けつけてくれた人に、「意識がありません、119番お願いします」と伝えます。

二番目に来てくれた人に、「すぐにAEDを持ってきてください」と伝えます。

そしてあなたは、呼吸と脈拍の有無を確認するため、



1)知人の口元に手をかざし、片方の手で手首の脈をとった。

2)知人の胸の上に手を置いて、片方の手で首筋の脈をとった。

3)知人の口元に耳を近づけ、片方の手で首筋の脈をとった。



↓↓↓



3)知人の口元に耳を近づけ、片方の手で首筋の脈をとりました。



※呼吸・脈拍は、周囲の騒音や風、車内なら振動などで、見た目だけでは確認しにくい場合があります。

呼吸と脈拍の確認は、『見て・聞いて・感じて、1,2,3,4,5(秒)』で行いましょう。最大でも10秒以内で確認します。


見て→できるだけ水平な目線になって、意識不明者の胸やお腹が、上下に動いていないか確認します。

聞いて→呼吸があっても、極めて弱くなっているかもしれません。知人の鼻と口に耳を寄せ、呼吸音や、微弱な呻き声がないか確認しましょう。そのときに、視線を知人の胸腹部に向けます(見て)。

感じて→顔を近づけると同時に片手は首筋に添え、総頸動脈を確認します。総頸動脈は喉仏の横、または斜め上らへんにあります。(分かりにくいときは、顎を反らしたりすると分かるときがあります)



※蘇生ガイドラインでは、一般の方への脈拍確認は推奨されないほど、総頸動脈の観察は非常に分かりにくいです。確認が不確かなときは、必ず10秒以内を目安に行いましょう。

(10秒内に脈拍が分からないときは、脈がないと判断します。素早く次の行動に移りましょう!)



☆脈拍確認時のポイント☆

・確認する相手(意識不明者)の脈拍が微弱or触れないときに、自分の親指をそえると、誤って自分の脈拍を感知してしまいます。脈拍の確認は、人差し指・中指・薬指の三本で行いましょう。しっかり指の腹で確かめ、圧迫しすぎないように気をつけます。(強く圧迫すると、力が入りすぎて、逆に感知しにくいこともあります)

・親指の付け根にある手首の脈(橈骨動脈)は脈拍を触知しやすいですが、血圧が低下したときは感知できなくなります。首筋の脈(総頚動脈)は、血圧が低下しても手首より触知することができます。

なので、手首で触知できなくても、首筋で触知できる可能性が高いです。



(↓もっと詳しく知りたい方↓)

総頸動脈(首):収縮期血圧(最高血圧)60mmHg程度まで低下しても触知することが可能。

橈骨動脈(手首):収縮期血圧(最高血圧)80mmHg程度まで触知することが可能。





~幻のページ終わり~




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