第11話 事故?殺人?

 「キャーー!」

 私がミヤの折った鶴を見ていると、どこからか悲鳴のようなものが聞こえた。

 私たちは驚き廊下に出た。見た先にいたのは、尻餅をついて何か怯えているような女子生徒だった。

 私たちが近寄りその女子が見ている方向を見ると、階段から落ち頭から血を流している男子生徒だった。

 「ルミ!救急車!」

 「う、うん!」

 タカも見た瞬間に状況を理解したのか、私にそう叫んだ。私もそれを聞いて、すぐにスマホを出して救急車を呼んだ。エイは、気がついたら先生を呼びに走っていた。カメは、怯えている女子を落ち着かせ話を聞いていた。

 数分後、救急車と先生たちの手によって、男子生徒は病院に運ばれ、女子生徒も第一発見者として大人に連れて行かれた。

 私たちは、放課後だったこともあり、自分の部屋に帰るように言われた。

 「私が女の子に話しかけたときさ~。小声で「たいち」って言ってたんだよね~」

 帰っている時に、カメがそんなことを話し出した。さっき女子を落ち着かせるときに聞いていたことのようだ。

 「たいちって多分あの男子のことだよね?。どういう関係なんだろ」

 「ん~、私が思うに、恋人、好きな人、幼馴染、身内、同じクラス。そんなとこじゃない?」

 私たち四人は、カメの考えに納得し、その中のどれかだろうと思った。部屋に戻ろうとしたとき、カメたちがミヤの部屋に行くといったので、私もお邪魔させてもらうことにした。

 「そこら辺に座っておいて」

 「もう座ってるから~」

 ミヤが言う前に私たちはすでに座っている。タカがテレビを付けたとき今日の男子生徒のことが報道されていた。内容は、多量出血によって、先ほど息を引き取ったとのことだった。

 「明日から警察が来るかもな…」

 「プルプルプル…」そんな時、私のスマホが鳴った。

 「ちょっと出てくる」

 私は、廊下に出て画面を見た。表示は、『藤堂智』私のお父さんだった。

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