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物語の形を成し、提示されるととても腑におちます。
こちらの企画、私も挑戦しようと思ったのですが、改めて読んでみて、「正解」の存在しない非常に解釈の難しい物語だと感じました。
自然の現象だと解釈すれば、兵十は心を冷たく生きていくような未来しか感じられず、命の尊さに寄り添えば、失われた命は還らないという、救いの無さに苛まれます。
今回、このような形で「供養」で向き合うという結末に、非常に納得のいく読後感を味わいました。と、同時に以前は私もこの着地点を見いだせていたはずなのに、いつのまにか冷めてしまっていたことにやや愕然とします💦
もの書きとしての共感力、想像力が失われていっているのではないかというのは恐怖ですね。
いくら読んでも答えが出せなかった物語。
実は拙のノートにて思考実験をしてみたのですが結果はあまり芳しくありませんでした。
このような物語を提示できる作者さまを尊敬します✨
作者からの返信
「その後」を書くならごんの死に対して、兵十がとる猟師らしい行動はどうだろうと考えた結果ですね。
猟師が獲物の命と向き合う話自体は前に書いたことがあるので、それもあってわりとすんなりです。宣伝しときます。
氷のオオカミになった少年
https://kakuyomu.jp/works/16818093090551372815
自分の死生観もあるのかも。
尊敬されるというのは、だいぶこそばゆいですね。
早速のご参加ありがとうございます✨
七ありそうですねまさに!
「生きる」ことに集約されて、安定感があります。
案外、イマドキの繊細な子にはこれくらいのお話が落ち着くかもしれませんね。
作者からの返信
どうもです。続きを書くなら、自分にはこれしかなかろう感です。
昔話から残酷性が抜けてロンダリングされていくのは、あまり好ましくないなあとずーっと感じております。「本当はこわい~」なんてとも悪趣味な気はしますけど
なぜ、ごんのはなしが鮮明に伝わっているのか。
という物語の背景をがっしりと固める一作ですね!
作者からの返信
どうもです。
しかし、なぜごんの内心の話が残っているのかという謎が残るのでした(昔話に突っ込むなという気もする)。