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きた。私の朝食を運んできては私の席に置く女
私の嫌いなやつ
暗めの茶髪にセミロングの癖っ毛
痛んでるんだよ。ばか
「バカランカに関係ない」
「あはは…関係なくはないんだけど」
私の口撃をものともせず、透かし顔
この女のどこがいいんだろう。ほんと
「ハヤトさん、早く別れてよ!」
「ははっ…そーだなー」
ハヤトさんとバカランカが付き合ってるなんてほんと最悪
ハヤトさんは私の言葉にのらりくらり
別れる気ないからだ
「コウちゃんはほんとはっちゃんがすきねぇ」
台所から急須をもってきた女性
紺の和服に割烹着がよくにあう
綺麗に纏められた髪の毛には艶がある
50をすぎても美しさは劣らない
私の母親のようなお祖母ちゃんのような存在
ユキコさん
ここは私の家。この人たちが私の家族
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