第14話 バレバレだからこそ?
まさか、こいつ俺を試しているのか?
従妹ではあるが、ただの一度も意識したことがないわけないのを知ってて俺の気持ちを訊いてきてるはず。
教室とかではまるで関係ない感じにしてるけど、家に帰ってくると途端に近づいてくるし、実は俺のことが本当は気になって仕方がないツンデレなのでは?
それなら俺も真面目に答えてやろうじゃないか。
「俺は真琴と一緒に寝たい! いつでもベタベタして甘えて欲しいって思ってる!」
多分訊きたかったのはこういうことじゃなくて、好きとか嫌いとかの意味だったとは思うが、そう簡単に言えるはずもないからあえて外させてもらった。
さぁ、真琴はどう出る?
「寝たい……え、それって添い寝ってこと?」
「まぁな」
「うっわ、孝純ってまだママ離れしてないんだ……」
「してるっての!! 何で親と添い寝してるって話になるんだよ!」
駄目だ、こいつの思考はまだお子ちゃまだった。
「だって甘えて欲しいってそういう意味じゃん! 事実、あんたってママさんと一緒に寝てたじゃんか!! だからてっきりそうなのかと思ってたし」
真琴の言うとおり、俺は小学生低学年頃まで親にべったりだった。その光景を従妹である真琴はしっかりと見ていたわけで。
「全然違う意味だ。どうせ分からないだろうから教えてやるけど、真琴と同じベッドで朝まで一緒に寝たいって意味だ。そしたら分かるだろ……? それがどういう意味か」
「――あっ」
どうやら本当に別の意味で思っていたらしく、俺の言葉を聞いて真琴は顔を赤くして黙ってしまった。
実はあまりそういう知識と意識は持っていなかったようだな。普段運動部だし、あまりクラスの女子たちと話をしてないところをみるとおそらく。
「……無理だろ? 俺が言ってる意味はそういう意味な。真琴にはまだ無理だろ」
「馬鹿にすんなし!! 孝純。手、出せ!」
「……ん? 右手か? それとも左手……」
「両方くれてやる!!」
「ぬおっ!?」
こ、この何とも言えない感触は、小気味よく発育したおっぱいなのでは!?
決して手に余るほどではないが、小柄ながら白くて豊かな成長っぷりは何となく嬉しさを感じてしまう。
「ふんっ、まいったか!!」
俺の両手を使って自分の胸を揉ませたことで気が晴れたのか、真琴はすっかりと上機嫌だ。本来ならかなり大胆な行為になるのだが、あまりエロさを感じられなかった。
しかし、俺の手から解放された真琴は気持ちの意味でも解放されたのか、その場で嬉しそうにジャンプしている。そのおかげでブラジャーの下で小ぶりな乳房が揺れているのがよく見えていて何だか得した気分。
「というか、揉まれた感想は?」
「何も感じなかったけど? あんなの揉まれたうちに入らないし、あんたの手を使って動かしただけだし」
「まぁ、小ぶりだったしな」
「あ?」
「何でもないです」
やはり俺と真琴の間にドキドキする気持ちとかそんなのは芽生えそうにないな。自分の胸を揉ませときながら、そこに俺の気持ちなんていらなかったわけだし。
……だとしても、この行為そのもので西大路さんをムカつく理由と繋がるのかって話になるが。
「で、西大路さんとの関係は?」
「ミアは孝純のこと好きだと思う。だから負けるつもりないから!」
「……うん?」
俺の気持ちはシカトなのかよ。別に俺自身、西大路さんをどうこうしようとしてるわけじゃないんだが。
「今の時点で真琴の勝利だろ」
「それはそうだけど、あの子が何をしてくるか正直読めないし……だから孝純」
「ん?」
もしやまた揉ませてくれるという話か?
「教室の中だけでいいから、私と付き合ってよ!」
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