003. 仔馬立つ馬房の朝に氷柱あり
◆
仔 佳
馬 作
立 ◆
つ
馬
房
の
朝
に
氷
柱
あ
り
季語「氷柱」
▲句意:それは難産だった。真夜中に産気づき、仔馬が生まれてきたのは夜明け頃。自力で立ち、お乳を飲み始めてひと安心。馬房を出た頃にはすっかり日が昇っていた。軒先には氷柱がある。長い時間まで大変だった、と親から聞いた話を句にしています。
▲考察:575の定型、取り合わせの句です。
この句は見事、【佳作】に選ばれました。
ドラマチックなフレーズとシンプルに「氷柱あり」の取り合わせが上手くいったと感じています。私としては馬の出産をイメージしていましたが、単に仔馬が居る馬房の写生句とも読み取れます。
どちらが評価されたのかは不明ですが、入選したのは素直に嬉しかったですね。
……とはいえ、失敗も感じています。
結句は「氷柱垂る」の方が良かったかな?
折角、中七の「……の朝に」と時間情報を入れたのだから、お産は氷柱が垂れるまで時間が掛かったと、継続を印象付けなきゃ余韻を欠くだろう。
仮に「垂る」にしたからといっても、秀作になれる出来ではないが、こう言った違和感にもっと敏感になりたいと思っています。
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