第三夢
金の切れ目が縁の切れ目
車を騙し取って姿をくらました相手にも言える事
これ以上金に惑わされたくない
無心するなんて尚更できない
私に無心し続けてきた相手のいやらしい顔を思い出すだけで身の毛がよだつ
出してもらって当たり前といわんばかりの―私を見下す下卑た顔
同じ立場に堕ちたくなくて
無心だけはしないと決めた
自力で何とかしなくては
ひとりで生きていかなくては
ひっそりと返された車検証を抱きしめて誓った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます