初 恋 1年を通して・・・

夢我夢中

第1話 初恋

一度きり そのはずだった あの睦月 君の想いと 吐く息白く


大寒の 身体震える 空の下 背後のハグに 心ぬくぬく


満開の 河川に揺れる 菜の花と 2人の笑顔 ピンクに染まる


爽やかな 風に揺らめく 君の髪 近くに追いでと 僕をくすぐる


初夏の日に 言葉交わした 大好きと 2人揃った 思いは一つ


灼熱の 葉月に誓う 唇に 2人の心は 熱くときめく


夜長月 互いの気持ち すれ違い 目と目が合わぬ 気持ちゆらめく


涙する 心通わぬ 神無月 言葉掛けれぬ 今の君には


霜月に 別れ切り出す 君の目は 僕の姿を 映していない


さよならと また何処かでを 繰り返し 終わりを告げた 初めての恋




― 若き日の貴重な時間 ―

冬に出会い春に恋して夏にときめき秋に揺らめきそして終わりを告げた恋。長い人生にとっては一年という短くて儚い時間ではあるが、色濃く貴重な瞬間には違いないはず。その瞬間を想い詩ってみました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

初 恋 1年を通して・・・ 夢我夢中 @jyo-san

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画