感情のための故郷

僕が涙するときは

三河のためだった


僕が笑うときは

渥美のためだった


僕の井戸から湧き出す感情の

その全てという全てが

ただただ故郷のために捧げられた


それ以外の生き方を知らなかったから


死ぬのもそれ以外にない

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詩集:さよならの果て ケルビィン @KLBisHERE

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