詩集:さよならの果て
ケルビィン
序詩を添える
何を書くべきなのか
それだけが手枷でした
夜の夢に響いていた音を
どう書き立てるべきなんだろう
あの追憶という名の井戸の底で手を振っていた
あの人のことをどう言えばいいんだろう
世界は静かに眠気の底に
夜にはただ星の果てが広がって
そのことをどう言葉で紡いでいけばいいんだろう
その疑問符を延々と陳列棚に並べていった
魂のどこかにある、それにそっと
そんな僕を見かねて、ある人が言った
「それでも書いてみよう。読まれなければそれまで」
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