かんむり座

てのひらサイズの冠をもらいました

金ぴかで真ん中に赤い宝石がついている

かわいらしい冠を

私は功績としてもらいました


冠をつけて外におでかけしました

みんなに笑われました

小さいと

みじめだと

たいしたことないと


比べてみると

みんなの冠は大きかった

宝石もたくさん着いてた

偉い一人からもらっていた


私の目には宝石一粒

その小さな冠を

手の内にしまって握りしめた

大切に大切に

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

真夜中の七等星 七等星けな(しちとせけな) @31Sichi-tose7

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ