第2話 マリー・アスラマハーバリ・イシュタル
語り マリー・アスラマハーバリ・イシュタル
1425年夏の昼下がり、大天使ミカエル様とお付であるわたしはフランス王国ロレーヌ(地域圏)にある小さな村に降り立ちます。村の名はドンレミ村といい、ミカエル様の目的はこの村に住む十三歳の少女に最初の啓示をお与えになるためで、わたしはたくさんの見習いの中からお付役に抜擢されたのです。
わたしには仲間からの励ましと、以前やらかした失敗を絡めたからかい、ミカエル様を異性として見る淡い感情を持ちながらの同行でした。
その日はカンカン照りで、とても暑い日でした。啓示をお与えになる場所は少女の家の中庭で、母屋と鶏舎畜舎に囲まれた風通りの悪い場所でした。そのうえ井戸と野菜の小畑、キッチンハーブの花壇があるだけです。たいした日陰はありません。ミカエル様はそのような所で啓示の機会をうかがい、時々大きな翼を動かして、翼のないわたしに風を送って下さっていました。なのにわたしは有難い風と日差しを返す白い天使服だけでは満足できず、深いため息をつきました。
(はぁ暑つ~う。もちょっとシチュエーションをお考え下されば)
わたしは ”満天の星夜の晩に夢枕に現れる” とか ”夜の冷気に包まれた人気(ひとけ)のない教会で” とか、涼のある光景を妄想していました。
すると、わたしの心をお読みになったミカエル様が仰ります。
「ジャネットは今日のことを感動的に証言しますよ」
ミカエル様は小さく頷かれると優しい笑みを下さいました。
わたしは少女の名が「ジャネット」だと知りましたが、お言葉に重大な単語が含まれているのに気づかず、ただ恥ずかしく、顔は熱く「はい」と答えるのがやっとでした。
ところで、ミカエル様は男性ですがお顔立ちはどうみても美しい女性にしかみえません。わたしはミカエル様の美しく優しいことに甘え質問しました。
「なぜあの少女に直々の啓示をお与えになるのですか」
わたしは水桶を運ぶジャネットに視線を移しました。
ミカエル様は天上界の運営責任者、今風に言えばCEOです。社長みずから出張る仕事とは思えません。
ミカエル様はしばらく沈黙されていましたが、サラリとおっしゃりました。
「わたしは有名ですからね」
それから、
「ジャネットの肩を見なさい」と続けました。
わたしはジャネットの肩を注視しました。
「あっ、いない」
わたしたち見習い天使は "1に観察、2に観察" と教えられていたのですが、うかつにもやつらがいないことに気づきました。
中断しますが、やつらとは見習いのあいだで、仔天使、仔悪魔と呼ばれている二匹の、いや、ペアの聖霊さまのことで、助言さまとも呼びます。
基本助言さまは人には見えませんが、大概天使と悪魔な姿で人の肩に乗っており、まれに可愛らしい小動物とか、当人のご先祖様であったりします。とにかく人が善悪を判断する時には名のとおりアドバイスを授けます。人々が言う天使の声、悪魔の囁きがこれです。また稀ですがお二人とも天使な助言さまだと宿主は窮屈ですが人徳があるとか言われて尊敬されたりもします。しかしお二人とも悪魔な方だと宿主はいたって爽やかなのですが周囲はとっても迷惑です。時々凶悪な事態にさえなります。
助言さまはそのうえ善悪の判断だけでなく広範囲な判断にも立ち会います。今日のデートにはどれを着ていこうか、夕飯になに食べようか、などの些細なことにも助言くださるし、択一が発生した場合は宿主と合議して多数決で決めたりもします。
たとえば試験に五択があるとします。そのうち三つは即座に否と判断できる。これは宿主と助言さまとの全会一致の決議です。しかし残りの二つは判断できず三人で悩みます。どちらが正しく誤りなのか、悩むのです。そしてひらめくと鐘を一回「カ~ン」と鳴らして「これが正解だよ!」と主張し、宿主と相方さまを説得します。しかし間違っていても「勘違いでした」と無責任にそっぽを向いたりもします。宿主を含め、だれも鐘を鳴らさない場合は三人でウンウン唸り、時間切れの前に2対1で決着したところにチェックが入ります。
お話に戻ります。不思議なことにジャネットには助言さまがいません。いないとこの子の人生にどう影響するのでしょう。また啓示を受けたらどう変化するのでしょう。たとえば身分を超えた恋をして歴史に残る女性になるのかな。助言さまがいないから独りよがり?それとも孤独でさみしん坊さん?協調経験が少ないので人づきあいは上手でない?孤高のタイプ?こういう子は将来男の子にモテる?モテない?いやいや他人のことより自分のこと。ミカエル様は華美より清楚を好むと聞きました。昨日ご指名頂くと、積乱雲の高電圧とシャワーで、お肌ピカピカにしました。今朝は蓮葉の露と桃葉の露のミックスで、髪を洗ってじっくり櫛も入れました。上から下まで超爽やかにしたのです。そしてお気に入りの天使服。なのに残念無念の汗だく状態。ところでジャネットはわたしみたいなポチャリ子。これってミカエル様の好みかな。でも将来の仕上がりはわたしの方がきっと上。だってこの子は陽にあたりすぎ、お肌もお髪もお手入れもしてないじゃん。
「マリー」
ミカエル様がわたしの名をお呼びになりました。ミカエル様は妄想中のわたしを戒めたのです。
「マリー・アスラマハーバリ・イシュタル」
気づかないわたしをお叱り気味にフルの名で、いや本当は記号とナンバリングも入って、もちょっと長いのですが呼びました。
わたしはハッと妄想から戻るとミカエル様は動物園で珍獣でも見るように、わたしを好奇な目で見ています。
「マリー、首回りが開けすぎだ。上からだと時々乳首が見える。また裾も短い。腕を挙げると女の子があらわになるよ」
わたしは顔が沸騰しました。わたしたち見習い天使はキューピットのように下着を着けません。ですから抗議したくもありました。だいいち注意と言うよりこれはセクハラ、見えても見えないフリをするのが普通でしょ。わたしはそんなこんなでミカエル様から啓示を与える理由を聞けずじまいになってしまいました。
そんななか、ジャネットは相変もかわらず「よいしょ、よいしょ」と、足もとばかり見て水桶を運んでいます。でこぼこの敷石は歩いた通りに黒く濡れ、長いスカートはびしょびしょになっています。猛暑の中、濡れるのを楽しんでいるようでもありました。
それを見ていたミカエル様は中庭の小路にふわりとお立ちになりました。下を向いて歩くジャネットが気づくのを待ちます。わたしも斜め後ろにちんまり立つと、おへその下で手を組んで微笑みながら待ちました。
ジャネットは小路の中に大きな影を見つけ、顔をあげます。大きな瞳がもっと大きくなるのが判ります。するとミカエル様は大きな翼をバサリと拡げ、ジャネットをスッポリ覆いました。
「わたしはだぁれっ」
ジャネットは凄く驚いたはずです。だってそばで見ているわたしが大変驚きましたから。しかもミカエル様はにらめっこを仕掛けてヘン顔をお作りになったと後ほど知りました。
ジャネットは桶を落とします。桶はゆっくりと音もなく着地し、中の水はきれいな波紋をつくりました。それからミカエル様はジャネットをふんわりと解放します。解放されたジャネットは丸太ん棒が突っ立つ様にしています。そして大きな瞳は次第に怒りを現し、お日さまを背にしたミカエル様を捉えて離しません。わたしは怒っていても愛くるしいジャネットに感激しました。
そしてミカエル様はというとクスリとお笑いになったのです。
「ジャネット、そなたとわたしは今より友がらだ」
「とてもうれしゅうございます!」
(ゲッ!この子、言ってることと態度が違う)
丸太ん棒のジャネットはこわい顔でミカエル様をにらんだままです。
ミカエル様は肩をすぼめ、なんてこったのポーズをお作りになりました。そして妙齢の王女に出会った若き騎士のように、模範的な礼をされました。
「おふざけが過ぎました。お許しください」
するとジャネットはゆっくりひざまずき十字を切りました。
小さな頭を下げ畏まりました。
ミカエル様は満足そうに頷くと、翼を拡げ一瞬の風を起こし、厳しい表情をお作りになりました。そしてジャネットをしっかりと見ます。
そして沈黙。
ミカエル様もジャネットも微動だにいたしません。あたりに人の気配はありません。庭の鶏がココリコと鳴きました。どこかで牛がムーと鳴きました。屋根のカラスは二度三度、夕暮れ帰りのように鳴きました。黒く濡れてた敷石は強い日差しで白くなり、わたしの作り笑顔が飽き疲れ、崩れてひきつりそうになりました。
するとやっとジャネットに変化が現れます。徐々に息が荒くなり、尻もちをついて倒れてしまいました。
でもミカエル様は動じません。とても冷静に見ています。わたしが "介抱を" と前に出ると制止されます。見上げるといつもの美しくお優しいお顔で微笑まれるだけでした。
「ジャネット、ジャネット。何をしているの」
家の中から女性の声がしました。仕事音のない娘を不審に思ったお母さんの声です。返事がないのでまた呼んでいます。ミカエル様はわたしを促し、お帰りになろうとしました。ですがその時です。わたしは力つよい女の子の声を聞いたのです。
「帰ってはいけない!」
きょろきょろと見回しましたが声の主は見つかりません。しかもミカエル様には聞こえていないようです。いや、わたしに聞こえる声がミカエル様に聞こえないはずがありません。聞こえないフリ、無視をなさっているのです。わたしはこの声に不思議な力も感じ、いっそうの好奇心を持ちました。わたしは声に従うべきだと思い、恐る恐る申し上げます。
「不思議な声を聞きました。しばし居とうございます」
ミカエル様はちらりと井戸の方を見たと思います。それから面白そうにわたしを眺めます。ゆっくりと手を伸ばし、指でわたしのほほを挟むとねじります。片目から涙が垂れました。
「痛とうございます」
「居たいのか」
まさか、このつまんない日本語のダジャレのためにねじったのでしょうか。
そしてミカエル様は愉快そうに笑みを浮かべ、夏雲の浮かぶ青い空へお昇りになりました。
一人になったわたしはほっぺをなでなで、ぴよよーんと浮遊で井戸へと向います。でも井戸には誰もいません。そのまま隠れて母と娘の様子を伺いました。
するとまた、女の子の声がハーブの花壇の方から聞こえます。
「いいよ、かんばれ」
わたしは地上に降りたのは初めてです。ですから地上でひとりになるのも初めてです。誰の声かも判りませんが声援されれば不安は消えて、ますます好奇心が湧いてきました。
「あっ!・・」
お母さんは強い日差しの中、倒れる娘を見つけ走ります。左右を見て「ジャン」という名をなんども呼びました。呼ばれた若い男性はジャネットの兄に違いありません。ジャネットは兄に抱えられます。わたしは実体を隠すと三人のあとを追います。ジャネットは薄暗い姉妹部屋の寝台に寝かされました。
となりで昼寝をしていた妹も起きて心配そうに見守ります。お母さんはジャネットの顔や首を優しく濡れた布で拭きました。
するとジャネットは目覚めます。最初は寝かされていることが理解出来ていないようでしたが、ミカエル様との邂逅を思い出すと感激していいました。
「母さん、大天使ミカエル様にまたお会いしたの」
(?・・)
わたしはおかしいと思います。何故ならミカエル様は「最初」と言っていましたが、ジャネットは「また」と言っています。
しかもお母さんと兄さんと妹はジャネットの目覚めに安堵するだけです。ミカエル様を見たと言っても誰も驚きません。
ジャン兄さんがお母さんに言いました。
「大丈夫。いつも通り良い子のジャネットだよ」
お兄さんは呆れた様に言いましたが、お母さんは涙声で言いました。
「あたしより先に天使さまに逢ってはいけないよ」
ジャネットは覗き込む三人に「ごめんなさい」をいうと枕に顔を伏せてしまいました。お母さんはお昼寝していた妹に仕事を交代させます。妹は不平ブツブツで中庭へ行き、ジャン兄さんはため息を一つ作ります。それから部屋をでると鋤を担いで出かけました。
残ったお母さんは糸紡ぎをしながら見守ることにします。ジャネットはふて寝するように、顔を伏せたまま午後を過ごします。わたしはジャネットと家族の観察を続けることにしました。
夜になるとわたしは姉妹の部屋に忍び込みます。ジャネットは昼の出来事を妹に、一歳年下のカトリーヌに話しています。小さな声でしたが熱心に語る最中でした。
「・・ミカエル様はヘンだった。にらめっこ仕掛けてきたり、おちゃめだった。それにお付もヘン。ニヤついてて可愛くないの」
この子はある種の孤高なタイプです。協調性はなく、独りよがりで、孤独になりやすく、人とのつき合いが下手な子に違いありません。それに輪をかけた、うんちな妹が、
「附子(ブス)なお付も悪魔だよ」
わたしは大事なワードをいくつか飛ばして怒りしか湧きません。でもジャネットは真面目に困惑しています。
「ミカエル様は同じお付を連れて同じことを仰ったの・・心正しく暮らしなさい。欠かさず教会に行きなさい。お許しがあるまで男の人を愛してはいけません・・」
「!?・・」
わたしはやっとおかしな事に気が付きます。でもジャネットが息継ぎしているところで、妹はおちゃらを入れました。
「ピエルがお嫁になって欲しいといっても?」
ジャネットは枕でカトリーヌの頭を叩きます。カトリーヌも負けていません。姉妹は枕たたきで盛り上がりました。
でも壁の向こうからお母さんの声が聞こえます。
「静かにしなさい。お父さんもお兄ちゃんも疲れているんだから」
妹のカトリーヌも、
「おねえは熱気(あつけ)にあたったんだから、もう寝ようよ」
月明かりの中、ジャネットはしぶしぶ毛布を被りました。
雲の流れは月光をさえぎり、部屋は明暗を繰り返します。ジャネットはそのたび寝返りをうちました。しばらくすると小声で「ねえねえ」とカトリーヌに話しかけます。でもカトリーヌはすでに眠っていました。ジャネットは興奮の持って行き場を失い、気になる名も言われたせいか、ますます寝つくことが出来ません。
そんな時でした。きまぐれな月明かりがまたジャネットの寝台を明るく照らし、窓からの風が前髪を揺らした時です。つぶやきます。ジャネットが。
「先頭に立ちアングル人を退けよ。御声と悪魔の枉惑(おうわく)を間違えてはならない」
月はまた雲に隠れ、部屋はまた暗くなりました。
わたしは恐ろしくて震えがとまりません。ジャネットは啓示と思われる言葉を反芻しました。いまフランスはイングランド相手に戦争をしています。"先頭に立ちアングル人(アングロサクソン)を退けよ"、とはフランスの軍兵を先導してイングランドを追い払えということでしょう。でもミカエル様が十三歳の少女にこんな無茶ぶりするとは思えません。しかも"神の声と悪魔の声を間違えてはいけない"は当然のことですが、悪魔が現れそそのかすと予言しています。妹の言った "ブスも悪魔" の意味も解ります。姉妹はきょう現れた本物のミカエル様を悪魔と疑っているのです。悪魔はミカエル様の姿をたばかり、すでに啓示もどきを与えていたに違いありません。
わたしはジャネットの次なる言葉をかたずを呑んで待ちました。しかし月光が再び入った時には静かに寝付いていました。
わたしは急ぎ帰ってこれらの事を、ミカエル様にご報告しなければと思いました。
帰ったわたしは首の締まった丈のある天使服に着替え、行政庁舎に向かいます。当時の庁舎は真っ白な大理石で造られ、ヨーロッパの城塞に似せてあります。そして庁舎だけでなく建物はすべてが白く、地上から誤って見えても白い雲に見えるようになっていました。わたしは庁舎の白く長い廊下を歩き、大きな白い扉を押し開けました。そこには白くてとても広い大部屋の事務所があり、何十人もの見習いたちがざわざわと働いています。真正面の遠くには扉の開いた執務室が見え、中でミカエル様がぽつんとひとり、机に書類を積み上げお仕事をされていました。
わたしは遠くに見えるミカエル様に頭を下げます。気づかれたミカエル様はポンと手をお打ちになりました。
すると『ブン』という小さな衝撃がはしり、一瞬にして何十人もの仲間たちが事務所ごと消え、周囲は宙に浮かぶ白い無限空間になりました。
わたしはその中を進み、また一礼、ミカエル様のお顔を見ながら報告を始めます。
ジャネットも家族もみな善良で勤労、父母を中心に家族愛に満ちていましたと。そしてつぶやきの件を申し上げようとしました。
「ジャネットは啓示が初めてでないと言っています・・」
「それだけかな」
「!・・」
ミカエル様がわたしの話をさえぎりました。少し怒気も含んでいそうです。わたしはミカエル様がこの様な態度をお取りになるとは誰からも聞いていません。
「マリー、お前には優れた素質があるのだ」
ミカエル様は話を切り替えました。何の素質でしょうか。意味解りません。
「ジャネットに付き、奇跡を果たす手助けをしなさい」
「ジャネットは奇跡を起こすのですか」
ミカエル様は質問には答えず、
「ジャネットには助言がいない、マリーが助言さまの代わりを務めなさい」
正直わたしは助言さまなどしたくはありません。ですから不満を隠して言いました。
「だれが仔悪魔を務めるのですか」
ミカエル様はニコリもせず、マジ顔で仰せになりました。
「君が仔悪魔かもしれない」
わたしはこれには我慢できず、顔に不満が見えたはずです。でもミカエル様は気づかぬフリをして仰いました。
「過干渉はしないように。必ずジャネットを立てなさい」
ミカエル様の目は書類に移ってしまいました。わたしは失望し、それ以上のお言葉がない様なので、一礼して退ろうとしました。
「マリー、大事なことを言い忘れていた」
わたしは良きことを期待してミカエル様を見ました。
「母神様のご機嫌を伺い、お役拝命を報告しなさい。必ずですよ」
すごく落胆しました。深く一礼しました。
そして頭を上げた時にはざわめく事務所の入り口に立っており、遠くの執務室では何もなかった様にミカエル様はお仕事を続けていました。そして誰も触れない扉が閉まると、わたしはすっきりしないもやもやを残したまま事務所を後にしました。
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