第5話

俊「フェアリーの泉の力とは?」

「生気が込められており、フェアリーの命を保つために必要な水です。わたし達が飲むと体力になるというと簡単でしょうか。人間が飲むと、魂の色が見えます。」

俊「では、真っ黒の核をしたフェアリーたちも真っ白のフェアリー達も毎日飲んでるんですか?」

「そうです。あまりにも真っ黒ばかりの村になると、泉が枯れるのです。そうなる前に手を打たなければなりません。」

俊「では、フェアリーの泉の力を元に戻してその水を飲んで善行を積むよう促すのはどうでしょう?」

「それは良いアイデアですね!でも、どうやって泉の力を良くしていけばいいのか分かりません。薫様と相談していただけませんか?薫様はフェアリーの泉の力に耐えられない精神力です。ですので、水を飲んでいただくことはおすすめできません。」

俊「わかりました。薫、話聞いてたかい?どう思う?」

薫「とにかくここ怖い。もっと安全な場所で話し合いたいよ。どこかに移動できないかな?」

俊「この村で1番安全な場所は?できれば話し合いができる場所がいいです。」

「では、村長の家に行きましょう。村長は真っ白の核で、護衛も付いてます。その護衛たちも真っ白です。村の中で1番安全ですよ。さらに、フルーツもお出ししましょう。」

俊「ありがとうございます。案内いただけますか?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

フェアリーの泉 kaoru @kaoru_379

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る