「あなたはどうして作品を描くのですか?」
「作品に、どんな思いを篭めたのですか?」
有名であれ無名であれ、作品を世に生み出した作り手ならば誰もが心に持つ思いの丈というものがあります。作り手個人の哲学の根を交えながら、まことの詩性というものを言葉の端々に滴らせて綴る、エッセイと作品紹介の中継地点。それがこの作品です。
文字という繊細な筆は、そのすべりによって世界をさえ描く。作り手は物語の猛威を手に携えて奮うに、じゅうぶんの覚悟と心得のある方です。その真性さが、ゆっくりと読み手の心を揺すり動かす。大地の底から優しい揺籠が魂を震わすのです。
これを読んだら、きっとあなたも「あなた自身の描く物語」について、心の覆いを取り払って語りたくなる。
ぜひお読みになって、そしてあなたが筆を走らせるその作品で、あなたの答えを描いてください。
最初に出会ったのは「小説家になろう」で投稿されていた作品で、そこからカクヨムのほうにも追いかけて読むようになりました。毎日のように更新してくれるので、あっという間にファンになっていました。
とくに印象的だったのは、SNSで質問したとき、古文やその解釈を丁寧にまとめて返信してくださったことです。その長文を読んで、本当に感動しました。
どの作品からも、「前に進もうとする力」と「美しさ」が感じられます。ご本人は自分の努力を特別なことだと思っていないようですが、まさにその姿勢こそが、私が半年間ずっとついてきた理由なんです。
努力を努力と思わない人が、私を動かした。