見えない満月
山口沙織
***
今夜 月は見えない
けれど わたしの中で 光ってる
雲の向こうにある確かさを
誰にも証明できなくても
わたしは 知っている
鼓動がすこし ずれて聴こえるのも
時間がゆるやかに感じるのも
ぜんぶ 満月のせい
見えないものに 揺さぶられる夜
それが わたしの本当のリズム
見えない満月 山口沙織 @saori_y_1980
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます