2025/7/26 悪夢
#文披31題 悪夢
結局、自分の部屋に戻ってきてしまった。
弟はすっかり目が覚めたようで、ベッドに座って待っていた。
嫌な夢から目覚めたところで、現実はそこにあるだけだ。
これからどうしよう。
「今からそっちに行っていいか?
この夢から覚めたところで、何もないんだ」
困ったように笑っていただけだった。
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