サブカルマニアが好き勝手に意見を語る話
I∀
①〜⑳
①『鋼の錬金術師』から考察するカッコいい作品の定義と皆さんが思う一番カッコいい作品(媒体問わず)教えて欲しい話
※最初にお断りしておきますが、これはあくまで私個人の感想・体験に基づく意見です。
皆さんにとって、「カッコいい作品」とは、どのようなものでしょうか?
派手なアクションシーンや作画の美しさ、魅力的なキャラクターやセリフの数々。人によってその定義はさまざまでしょう。ですが、私が考える“カッコいい作品”とは、ずばり「キャラクターとストーリーの一貫性」が貫かれている作品のことです。
その代表として挙げたいのが、『鋼の錬金術師』という作品です。ご存じの方も多いかと思いますが、この作品はエルリック兄弟が、自らの過ちで失ったものを取り戻すために旅をするという物語です。
何が素晴らしいかといえば、まずダークファンタジーでありながら、決して陰鬱に偏りすぎない点。主人公であるエドワードとアルフォンスの兄弟は、壮絶な過去を背負いながらも明るく、そして強く在り続けます。彼らのキャラクターには一貫した芯があり、作品全体を通してブレがありません。
それは主人公たちだけに限らず、敵味方問わずすべての登場人物に言えることです。誰もが自らの信念や矜持を持ち、それを貫こうとする姿は、まさに“美学”すら感じさせます。一人ひとりの存在に説得力がある。だからこそ、彼らの行動や言葉が、心に深く刺さるのです。
そして、ストーリーにも一貫性があります。物語の中で提示されたテーマや約束事は、最後まで決して裏切られない。それどころか、終盤にかけてそれらが見事に回収され、特にエドの最後の選択には魂が震えるような感動があります。テーマ性と展開、キャラクターの成長が見事に融合しているのです。
……と、ここまで『鋼の錬金術師』の魅力について熱く語ってきましたが、実は私にとって“最もカッコいい作品”は、これではありません。(もちろん、『鋼の錬金術師』は大好きな作品です。)
実を言うと、今私が執筆している自身の代表作には、この作品の影響が色濃く出ています。どこかで読まれた際には、ぜひ「これはもしかして…?」と感じ取っていただけたら嬉しいです。
最後に、皆さんが思う「一番カッコいい作品」を、ぜひコメント欄で教えてください。ジャンルや媒体は問いません。アニメでも、映画でも、小説でも、あなたが心から“カッコいい”と感じた作品について、ぜひ語ってみてください。
あなたにとっての“カッコいい”を、聞かせていただけるのを楽しみにしています。
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