第1話 不幸は始動していた
僕の名は佐古。
孤児として生まれたのか物心つく時から児童養護施設に入っていた。5歳の時、自分が親から捨てられた存在だったとようやく気付いた。
入学式の日、観にきてくれた親はみんなそれぞれの子を愛していた。けど、僕だけは父とも、母とも呼べない"先生"だった。
この頃から1人で生きていかなきゃいけないと思った。
12歳の時、初めていじめられた。
余りに優秀で無口な佐古と恐れられた僕は必然的に虐げられた。周りと合わせど、真心こもった笑顔すら見せない。異様だ。
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