なんで俺が
ネコの額ほど度量が狭い
何で俺が
俺の名前は
ある営業系の会社の営業である。自分で言うのはなんだがそれなりに成績も上げている。そんな俺が地方の営業所に飛ばされた。
上司に抗議もいれたが、会社の決定は覆らなかった。
営業所に配属になった日、俺の為に歓迎会が開かれた。出席なんかしたくなかったが、そうゆう訳にも行かず、嫌々参加した、歓迎会で深酒をしてしまった。
営業マンである、俺は酒にも自信もあったが、左遷のショックとスナックのママの笑顔に、いつも以上に酒が進んでしまった。
歩くことも出来ない俺はママが呼んでくれたタクシーで帰る事になった。
『ママと一晩』と言う気持ちもあったが、今はそれ以上に眠かった。
タクシーに乗り込むとき、ママが耳元で小さく囁いた。
「アナタが悪いのよ。社長の息子の仕事を取るなんて!」
なんの事か分からない俺は、タクシーの中で眠り込んでしまった。
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