概要
ただ嘘をつくことが、忠義を貫くことだった。
——————『歴史の常識』を、根底から覆す。
天正20年、春。
豊臣秀吉による朝鮮出兵がついに始まった。
現代からタイムスリップしてきて久保に仕えることになった若き獣医師・山本匡輝は、山本親匡の名で島津久保の侍医兼軍医として従軍する。
親匡は久保の朝鮮での若すぎる病死と、17代当主であった史実が全て消されているという歴史の謎に立ち向かいつつ、遠い異国の地において島津久保と家老である伊集院幸侃の対立の溝が深まる。
その中で、親匡は久保と歴史を守るため、島津を飲み込もうとする幸侃と対峙していく。
守るために、ジョーカー(死神)になる。
島津久保の歴史を偽ったのは、誰なのか。
消し去ったのは、そして書き換えたのは、一体誰なのか。
その残酷な真実を親匡が漸く手に
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