とても、みずみずしくて、新鮮な感性の言葉。吹き抜けたり、止まったりする空気。日差しや、暑さも伝わる。とてもクオリティーの高い作品です。
日本、群馬県の障害者施設のグループホームに、住んでいます。つまり、作者は、精神障がい者、マイノリティーです。僕の夢は、真面目に、世界を愛すること。長生きするこ…
Mantap
ひと夏の思い出。美しく、華やぎ、色めく短歌です。甘くとろけてしまいそうな口溶けも。匂い立つどこか懐かしい夏の香りも。まぶしく映る君の見せる夏の笑顔も。ふるえるほど恋焦がれる夏の憧れも。
夏の情景と恋の気配が五感に染みわたる、美しく甘い短歌連作。読むだけで、ひと夏の記憶が舌の上にふわりと溶けていきます。まさに「夏の味」。
蝉の声、風鈴の軽やかな響き、冷たいかき氷、首筋を流れる汗……。これでもか!というほどに一首ごと、夏の情景が広がっていて、詠むたびに私の心は夏模様でした。そして、恋。この胸に伝わってくる熱い…続きを読む
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