ニンテンドースイッチ2が応募者多いのに転売が売れてないらしい

ニンテンドースイッチ2が公式サイトの応募者220万人に対して当選者が少ないらしい。

発売日までに当落が応募者に何度かメールで通知され、有名人も平等に落選している様だ。

つまり、需要がかなり高い状態と言えるだろう。

これに対して転売ヤーと呼ばれる人達が、何処からか在庫を大量に用意してインターネット上に用意し、発売日を迎えた。

だが、以前に同じ様に発売日を迎えたプレイステーション5の時の様に高額にはなっていないと言う。

SNS等では色々な理由が挙げられ、転売ヤーザマァ等と言われている様だ。

その事には特に『そう言う事もあるのかな？』と思っていたが、ある理由が動画サイトで目に入り、納得いかなかった。

『転売から買うリスクが浸透した』

と言う物だ。

何でも、転売ヤーから買うと、保証が効かない、箱だけ送られてくる、と言ったトラブルが散見されるらしい。

そりゃ確かに怖いが、ついスイッチ2が発売される直前まで、そんな話は広まっていなかった様に思うのに、いきなりそんな事になるのか？

それで、なんとなく考え続けた結果、一つ思いついた。

『これ、お祭りになってるんじゃなかろうか？』

何を分かりきった事を、と思われるだろうが、まあ聞いて欲しい。

転売に対してはそれぞれ思う事もあると思う。

皆が転売ヤーから物を買わなければ良いのにと願うのも理解出来る。

だが、実際に買わないかと言われれば、そうではない。

様々な被害がネット上で見られても、まだ買う人は絶えない。

人はそこまで賢くない。

なのに今回は値下げしないと買われない様だ。

12万円などの値段がついた物もあった様だが、現在買われた最高値は6万5千円だそうだ。

これは出品しているサイトに手数料を入れると、小売価格に対して儲けが1万5千円程度。

買い集めるのに元値よりかなり高く買っているだろうから、儲けはたいして無いだろう。

ここまではそうなのか、で済む。

問題は何故か？

ここで思ったのが、任天堂が公式抽選を大々的に行い、大規模な増産を計画している事。

抽選結果が全員に通知され、有名人や業界人も落選している事。

つまり、本当に公平に抽選していると思われる事。

これって、欲しい人全員を巻き込んだギャンブル的イベントになってないか？という事。

元々日本人はイベントが大好きだ。

お盆正月クリスマス、バレンタインにハロウィン。

ソシャゲでは毎月イベントが行われ、創立やデビュー何周年なんて幾らでも見つかる。

興味がなくても、得したなら悪い気はしない程度にイベントは日常だ。

そんな国で、国民的ゲーム機の抽選は、滅多にない大イベントだろう。

行列があれば並び、流行りのギャグは1月で入れ替わる国の大イベント。

資格さえあれば無料で参加できて、抽選結果は公平で、結果を有名人達とも比較できる。

こんなイベントに参加できる！

そりゃ盛り上がるだろう。

で、実際欲しいかと言われれば、欲しいが今じゃなくてもいい、が本音だろう。

だって発売日にやりたいソフト無いし。

やりたいソフトが出るまでに手に入れば良いし。

ニンテンドーダイレクトに煽られて応募しただけだし。

そりゃ発売日に手に入るなら、いずれ買うつもりだから買うけど。

その辺を転売ヤーは見誤り、転売価格は落ちたのだろう。

だから、転売ヤーから買う事のリスクが周知された訳じゃ無いだろうな、と思うのだ。