前のエピソード――スノッブ効果

AI による概要

ナラティブ・バイアスとは、人々の認知や判断に影響を与える思考の歪みの一種で、物事を理解する際に「物語」や「ストーリー」の形で捉えてしまう傾向を指します。つまり、ある出来事や情報について、その背景にある原因や意図、結果などを、筋の通った物語として解釈しようとする心理的な癖です.

　もう少し詳しく説明すると、人は“意味のない出来事”に耐えられず、整合性のあるストーリーを構築しようとしてしまうらしい。

　あ～、ありますねぇ。身に覚えがありますねぇ。“意味のない出来事”、耐えれませんねぇ。意味のないバントとか最悪ですね！今日もXで罵詈雑言が止まりません。と例を挙げてみたが、この例えは間違っている。ここでの“意味のない出来事”とは、非合理的な“やっても意味のない出来事”ではなく、偶然の産物であり、明確な因果関係がないもの。という解釈が正しいらしい。

　それを踏まえて、改めて例を挙げます。

　特定の人物（主にスポーツ選手）が、予想外の活躍や劇的な展開を引き起こす際に「あの人（選手）は、持ってる」と表現する事があります。“何を？”と思い、調べた所、ナラティブ・バイアスという単語に出会いました。この“持ってる”という表現は最近(2000年代以降）に生まれた表現で、特に語源とかは無く、“何か”を持っている、という使われ方らしい。

　偶然の産物であり、明確な因果関係がない現象に説明を付けるために「あの選手は何かを持っているから活躍出来たんだ！」というストーリーを構築して、「あの選手は持ってる」という表現が生まれた。これがナラティブ・バイアスです。（多分、合ってる。厳密な考証は行っておりません。ご了承下さい）

　P.S.今日、武岡龍世がサヨナラHRを打ちました。

　希望乗せた一打　歓声を力に放て　輝く未来　龍世切り開け～♪

　すわほーーーーー！！！！！