英雄ブレイブ

わたたムシャ

第1話 英雄の活躍!

「悪を倒し!世界に平和をもたらした英雄!その名は英雄ブレイブ!彼の活躍が収録された___」

そんな広告が今日もこの街を轟かせていた、


俺の名は英地勇敢、この世界を救った英雄だ。


「ゆうさーん!こっち手伝って〜!」

「はーい、今行きまーす!」

俺はその正体を隠して生活している、なぜって?

正体がバレたら俺の英雄の名が剥がれるからだ、


俺は元々普通のサラリーマンだった、ところがある日

「貴様よ、世界を救う、力が欲しいか?」

その時どこからか声が聞こえた、俺はその時丁度社会に飽きてきた所だった、

だから俺は答えた、

「力をくれるんなら、貰ってやるぜ、」

「よかろう、貴様に力を与える、だが、約束がある、この力の事を、誰にも話すな、そしてそなたの正体もバレてはならない。」

「分かったよ........は?なんだそのルール?」

「では頼んだぞ」

「おい!ちょっ、」

その時俺の体に何かが起きたんだと思う、

目の前が真っ白に光った、体がぐにゃぐにゃする感覚に襲われた、そしてその場で俺は崩れた、そして光が収まった時、俺の手には謎のベルトと鍵を持っていた、

「これは、なんだ?」

『ヨウ、オレヲミタカ?コレデケイヤクカンリョウダ』

「うお!?なんだ?誰だ!」

『オレダヨ、キミノミギテノヒラニイルヤツダヨ』

「これか?なんか、鍵?みたいな奴か?」

『カギジャナイ....スマン、イマハカギジョウタイダッタナ、ソレ』

そう言って手のひらで形を変えた

『これが、俺の本来の姿だ、どうだ?かっちょいいだろ?』

そこには悪魔の様な謎の生物が立っていた

「お前は、誰だ?」

『俺様は「ビドルギー」お前のその左手にある

「ギープロ式キーチェンジャー」にさっきの鍵状態でベルトの鍵穴に刺してお前を変身される事のできる存在だ、で、お前は?』

「俺か?俺の名前は英地勇敢、皆んなからは「ゆう」って呼ばれてる。」

『ゆう、か、ではこれからよろしく頼むぞ、ゆう!』

「うん、よろしく、て...待ってくれ!俺が変身!?このベルトで!?おいおいおいおい、まず何で俺が変身なんかしなくちゃいけないんだよ!

この世界のドロボーさんでもやっつけろってか!

ただのコスプレジジイになるだけじゃねーか!」

『まーそう怒るなよ、それに変身はお前のせいだからな、』

「は?どう言う事だよ?」

『お前にさっき力を与えたやつだよ、あれは悪の親玉だよ、』

「悪の、親玉?」

『って事で来てもらうよ、「未来」に』

「未来っておま、どうゆう事だよ!」

『こうゆう事だよ‼︎』

その瞬間ワープフープの様な物が現れ、俺はその中に放り込まれた。


そして1000後の世界へとたどり着いた、


「いっっ、ここは?」

そこで俺が目にしたのは、見慣れた俺の街に沢山の怪獣や怪物が暴れ回っているところだった。

「おいおい、嘘だろ?これが1000年後の世界⁉︎

何がどうなってこうなったんだ?」

『どうもこうもない、こうなったんだ』

「どうゆう事だよ!」

『ではゆう、変身するぞ!』

「変身!?は?何でだよ!」

『まずはそのベルトを腰に巻け!』

「話を聞けよ!クソっ!こっこうか?」

『そうだ!そしたら、トウッ!』

そう言って俺の手の平の上で一回転し鍵に変わった

『ヨシッ、ソシタラオレヲソノベルトノヨコニアルカギアナニサシコンデ「ヘンシン!」とサケブンダ』

「え〜〜.....」

『ナンダ?』

「いや、何でも、えっと〜、お前を鍵穴...かぎ..あっあった!で?刺して?えっとこうか?」

その時目の前からけたたましい足音と共にこちらに襲い掛かろうとしてくる怪物がこちらに迫ってきていた

『ハヤクスルンダ!シヌゾ!』

「やってるよ!えっと〜あとなんだっけ〜〜、思い出せない!」

『バカ!コウイウンダヨ!』

「思い出した!」

『ヘンシン!』「変身!」

その時俺の前にいた怪物が吹き飛んだ、そして

『チェンジ ブレイブ!』

その声と共に俺の体にパワードスーツが装着され

『ブレイブパワータイプ』

その声と同時に俺は変身を完了した。


『変身できたな、よし!総攻撃開始だ!』

「攻撃?!無理だろ!」

『全く手間がかかるな、このスーツはお前のパンチ力や脚力など色々な力が最大レベルになっている、来るぞ!』

「グロァーーーーー!」

「アブッ!いってーな!テメーー!くらえ!」

俺は渾身のパンチを繰り出した、

「グブォーーーー!」

「おっおお!すげー!めっちゃつえーじゃん俺!」

『油断するな!まだまだ来るぞ!』

「任せな!今の俺は負ける気がしねェ.......」

そこにいたのは俺よりも遥かにデカい怪物だった

俺はその怪物に重い一撃を喰らわされた

「グフッ、イッテーーーーー!何だこりゃ!」

『ガードぐらいしなよ、仕方ないベルトの上にあるボタンを押してみろ』

「ベルトの上?これか?」

ガチャン!その音と共に目の前に現れたのは、

『ザ・パワードブレード』

名前ダッサ!

『おいぼうっとするな!攻撃が来るぞ!』

「へ?」

「グボォーーーー!」

地を揺るがす様な轟音に俺の剣の鋭い音が鳴り響き攻撃を受け止めた

「すげー!この剣!あいつの一撃受け止めたぞ!」

『準備万端だな!では行くぞ!」

「行くぞって!待てってまだ心の準備が!」

『あんだけ調子こいてまだそんなこと言うか!子供の頃遊ばなかったか!チャンバラごっことか!』

そこで俺は思い出した、そうか!ここが!

「クククッ、いくぜ!反撃だー!」

「グラァーーーーーーーー!」

俺はそいつの一撃を華麗にかわし

「きくかっての!そんな攻撃が!」

「バフォーーーー!」

「へっ!こいや!」

その後も俺はこの剣で怪物や怪獣を何体も倒した

「すげーな、俺、こんな事出来たんだな、」

『実際はこのパワードスーツのおかげだけどな、』

「よくもやってくれたですね!」

「何だ?」

「何だ?じゃないですわよ!私の名はザビロギア・バ・サーカス!貴様よくも私のかわい子ちゃん達をやってくれたわね!」

「おい、なんかすげーのがきたぞ、」

『あいつが今回の支配者の様だ、相当なパワーだ、心して挑め、』

「支配者?何だそれ?」

『悪の親玉がそれぞれの街に配置している奴らの事だ、』

「つまりは悪の組織の幹部的な奴か、へっ!今の俺にとっちゃあいつもすぐに倒せるさ!」

「私を倒そうと言うのですか?オホホホホ!笑わせてくれるじゃないか、くらえ!「バービル」!」

そう叫んだ瞬間あいつの手の平からドラゴンの様な物が現れ俺の方へ真っ直ぐに向かってきた

『危ない!かわせ!』

「大丈夫だこんなもんこの剣で、」

俺は剣を構えて防御姿勢をとったが、あいつの攻撃の方が俺のパワーを圧倒的に上回っていた、

その衝撃で俺はかなり遠くへと吹き飛ばされた

「イテー、」

『だからいっだろ!あと一歩間違えてたら確実に命はなかったぞ!』

「すまねー、調子に乗り過ぎたな、」

「強いのかと思えば、フフフ、そこまで強くはない様で!オホホホホ!、終わりよ「バランドホウ!チャージ!」

「なんだ?!なんかやばくねーか!」

『仕方ない、ゆう!必殺技だ!』

「必殺!?どうやるんだ!」

『もう一度ベルトのボタンを押せ!そしたら使える!』

「分かった!こうだな、」

ガチャン『必殺チャージ』

「こっからどうすんだ!」

『自分なりに技名を編み出してそれを叫べ!そしたら技が発動する!』

「自分で編み出せって?!しかたね〜必殺.....!!」

この時俺の頭に浮かんだのはこの文字だった

「必殺!キルザソード!」

その瞬間ベルトと剣が眩い光を放ち、ベルトが叫んだ

『必殺!「キルザソード!」』

「くらえーーーー!」

「発射!!!」

轟音と共に放たれた奴の技が俺の斬撃とぶつかり合い、激しい風が吹き荒れる、だがこちらの技が相手の体を切り裂いた、

「なに!私が負けるなんて、そんな、あんまりよーーー!」

そう言い残しザビロギアは爆散した。

『やったな!支配者を倒したぞ!』

「あぁ、やったぜ!俺たちの勝ちだー!」

『そうだな、だがまだだ、今度は次の街の悪を倒しに行かねば、』

「次の街か、いいぜ、世界救うぜ!」

そして俺は大量の悪を倒し、世界を救った。



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