しゅわしゅわなアイツになりたい

昼月キオリ

しゅわしゅわなアイツになりたい




私はしゅわしゅわになりたい。


しゅわしゅわっていい。


なんだか特別な感じがする。


清純無垢な爽やかさと華やかさがあって。

透き通るような透明感があって。


何色にも染まれる。

無限の可能性がある。


アイスクリームを載せたらパフェ気分になる。

喫茶店でクリームソーダを頼めばそれはもう贅沢な時間だ。

しゅわしゅわがわくわくになる。

わくわくしたら楽しくなる。

楽しくなったら皆んなが笑顔になる。


しゅわしゅわを集めた音楽もあるくらい音を聞くと癒され効果があるみたい。

暑い時は清涼さを与えてくれるみたい。


しゅわしゅわは皆んなの人気者だ。


けれど私はしゅわしゅわが飲めない。

それならいっそしゅわしゅわになりたい。


それは誰かにとっての特別な存在になりたいからなのか?

癒せる存在になりたいからなのか?


分からないけど分からないまま私はしゅわしゅわになりたい。

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