第二詩・闇からこちらを見ている異形の目

 部屋のドア向こう。

 隙間から覗く赤い目が三つ。

 恐怖でそれ以上は開けるコトも閉めるコトもできないドア。


 じっと、こちらを見ている三つの赤い目は、何をボクに伝えようとしているのか?


 一睡もできないまま朝が来る。

 朝になって開けたドアの向こうに座るクマのヌイグルミ。

 ホッと安堵したボクは、置かれていたクマのヌイグルミを手にして恐怖する。


 ヌイグルミの目は二つ、あの三つめの目はいったいなんだったんだろう?

 闇から来る異形のモノ。

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