ドッペルゲンガー

ドッペルゲンガーって知ってます?

そうそう自分そっくりと言うか分身みたいな存在ってか現象です。

俺が高校生の時、机に向かって試験勉強してたんですね。

そしたら背後でドアが開いた気配がしたんで振り向いたら、「俺」がいたんですよ。

そいつは俺と目が合った瞬間に走って逃げ出して。

大して広くない家なのにどこに行ったか見つからず、足音だけがどこからか聞こえてて、それもそのうち途切れちゃいまして。

ただハッキリ憶えてるのは対面した時の向こうの表情です。

驚愕というか恐怖というか、何と言っていいかわからないですね。

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怖いかもしれない話 無意味の意味 @kokurikokuri

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