Platinum Pride
ポメ
第1話 プロローグ
「申し訳ないが、断らせていただきたい」
小料理屋「
私の
友人に
私は、時間を見つけては、小料理屋「響」へ通うようになった。だが、いつも店は
だから今回も、主人に
だが、私の提案は
「良かったら理由を聞かせてくれないか。」
私が
「わかりました。うまくお伝えできるか、わかりませんが、理由をお話しましょう。」
カウンターから出てくると、主人は静かな口調で話し始めた。
「まず、あなたは、このお店を
「なるほど、
「ええ。サービスの
主人の真っすぐなまなざしが、私にそそがれていた。私の心は、なぜか落ち着かなかった。それもまた初めての事だった。
主人は、静かな、それでいて優し気な口調で、さらに説明を続けた。
「それから、屋敷専属の料理人というお話ですが、そちらもお断りさせていただきます。
店には、いろいろなお客様がいらっしゃる。私の店は客を選びません。どんなお客様でも、同じ空間にいて、おいしい物を食べて、同じように笑顔になる事が、私は何より
主人はきっぱりと言い、頭を下げた。
それは、静かに
まるで_____プラチナのように
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